はと "センスの哲学" 2026年6月3日

はと
@hatopi
2026年6月3日
センスの哲学
センスの哲学
千葉雅也
『勉強の哲学』、『現代思想入門』に続く、千葉三部作の三作目は美的判断についての本。芸術(創作/鑑賞)論でもあり、人生論でもある。 センスとは、ものごとをリズムとして捉えることである。センスが悪い(センスが無自覚)とは、あるモデルを再現しようとして失敗している状態のこと。上手い/下手の価値基準を離れ、自由で適当でワイルドな「ヘタウマ」を目指す。 「自分に固有の、偶然性の余らせ方を肯定する」 間違うことを恐れ、正解に固執しがちな自分としては、この考え方に触れられただけで読んでよかったと十分に思えた。 新たな挑戦を前にした人の背中をそっと押すような、安心感を与える本。 文献リストで読みたい本がまたばかみたいに増えた。
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