
まみ
@ma-min
2026年6月3日
多類婚姻譚
凪良ゆう
読み終わった
しんどい…しんどすぎる…だがそこがいい!恋愛や結婚にまつわるあれこれ。
恋愛小説とか好きなのもあると思うけど、毎度凪良ゆうの文章は読ませる力がすごいなあ。
帯の「一緒に生きる。わかりあえないあなたと。」はおそらくすべての凪良ゆう作品に通じると思うけど、今回もまさにそうだった。
1話目「Thank you for your understanding」で、家族にいわゆる「カミングアウト」をしたが受け入れてもらえない、というくだりはほかの作品でも見たことがあるが、それを受けての母親の返しがとても刺さった。いくら理解が難しいことでも、どうせわかってもらえないだろうという態度で向かうのは確かに伝える側の傲慢かもしれない。本当に大切な相手に対しては分かってもらおうとする努力が必要だし、受ける側も分かろうとする努力が必要。そんな当たり前のことを忘れていたかもと気づいて、ハッとなった。
2話目の「Beautiful Dreamer」では東京で生きる女性が主人公だが、これもなかなかキツかった。SNSで理想の自分を見せることに必死になる様子にイタいなあと思う一方で、後半は特にこの子の置かれてきた環境や、東京で女性が1人で暮らしていく難しさなどに、ああわかる…となり、最後にはちょっと応援している自分がいた。東京ってこんなに人がいっぱいいるのに、孤独や寂しさの象徴として描かれることが多いよなあ。いつかこの子が心から私は今幸せだ!と言えるようになってほしいと思った。
4話目の「Position Talk」はちょっとさすがに朱里よ…わかるけど…!女だけど律に同情してしまうぐらい、ちょっとしんどかった(笑)

