
まみ
@ma-min
エンタメ小説、純文学、短歌、エッセイ、絵本など
日付なしは2025年以前に読んだもの📚
- 2026年5月10日
猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫)小川洋子気になる - 2026年5月10日
水曜の朝、午前三時蓮見圭一読み終わった一本の映画を観たような壮大な読後感… 1970年の万博にかかわる仕事で出会った2人の男女を中心にした物語。あらすじを知って、昨年の万博が記憶に新しいうちに読んでおこう、ぐらいの気持ちで読み始めたが、想像を絶する展開だった。 物語は直美という女性が、病に伏せる中録音したテープから成る。 もう直美がこの世にいないと分かった状態で、直美のいわば大恋愛が語られるのだが、直美が恋に落ちた男性、臼井さんはどこか秘密めいたところがある。その秘密が分かったとき、深いため息のが出てしまった。 この頃の万博のテーマは「人類の進歩と調和」だったらしい。そのことが2人の運命を余計に皮肉に感じさせる。 そしてタイトルの意味を知ったとき、絶望した。 読者にとってはいくらか救いのある終わり方になっているが、この物語の絶望の部分を忘れたくないなと思った。 - 2026年5月6日
燻る骨の香り千早茜読み終わったゆっくり味わいたいのに途中からページをめくる手が止まらず、読み終わってしまった…🥹 ほんとに好きなシリーズ。物語全体に漂う静けさに、いつまでも包まれていたくなる。 静かな空間で読んでいると、自分の周りに透明の膜が張られているような感じがした。 真奈は丹穂の才に劣等感を抱き、亡くなってもなお執着していたけれど、真奈は香りに対して丹穂ほどの鋭さはない代わりに、香りが光に視えるある種の能力のようなものをもっていたように思える。 最後一香が出てきて、朔との関係性に少し変化があったようでほっこりした。一香たちが出てくるエピローグの直前に、新城が去った後、真奈が甘味処で会っていた男が誰なのか、わからなかった。一、二作目の登場人物で忘れてしまっているのか、でも京都弁だったからやっぱり今作…?読んだ方、誰か教えていただけたら嬉しいです😭😭 - 2026年5月6日
じゃないほうの歌いかた佐々木愛読み終わっためっちゃ良かった〜!カラオケ店を中心に、ゆるく繋がる連作短編集。 初めて読む作家さんの小説だったけど、すごく好きだった!いろんな意味での「じゃないほう」が主人公になっていて、タイトルも素敵。 どの話も好みだったけど、「加賀はとっても頭がいい」がいちばん好き。 サナが、恋敵兼同志からいつしか好きな人となった加賀に対して、その想いを打ち明けることなく、筋肉少女帯の「香菜、頭をよくしてあげよう」という曲を替え歌して加賀を励ますところが、たまらなく切なくて良かった。 もっといろんな人に読んでほしいな〜💭 - 2026年5月3日
花ざかりの方程式大滝瓶太気になる - 2026年4月27日
あなたの四月を知らないから青山ヱリ気になる - 2026年4月27日
辺境恋愛詩雪舟えま気になる - 2026年4月26日
- 2026年4月26日
アイスネルワイゼン三木三奈気になる - 2026年4月26日
- 2026年4月26日
- 2026年4月19日
超正気献鹿狸太朗読み終わった表紙しりみみうさぎちゃん!と思って手にとって、1ページ目めくると、冒頭がとても良い! 「素晴らしいものの中でいちばん最低なのが恋で、くだらないものの中でいちばん最高なのが恋だった。」 そのとおりかもー!と思って、買った笑 ジャンルとしては恋愛小説…なのか?でも恋愛小説というにはいささか毒がありすぎる比喩表現が多くて、かなり独特な文体。森見登美彦さんのような読めば読むほどクセになる、そういう面白さのある文体なので、ハマる人は絶対いると思う(森見さんと似てるわけではない)。 占い師と客の恋愛なのだけど、第三者視点の書き方のせいか、本人たちはいたって真剣なのにとても滑稽に見えて、おもしろい。でも恋愛ってそんなものか。 中盤ぐらいから予期せぬ方向にストーリーが動き出して、展開としてもおもしろかった! - 2026年4月18日
アレクサンダとぜんまいねずみレオ・レオニ,谷川俊太郎読み終わった神保町ブックフェスティバルで購入した本③! 去年レオレオニの展示に行ったところだったので、タイムリー!と思って買った。これもキズあり本でお安く買えたが、全然きれい。ストーリーは子どもの頃に読んで知っていたが、何度読んでも心あたたまるなぁ。絵本って人気の本はずっと人気なイメージがあるけど、それにしても初版1975年で今も多くの人に愛されてるの、すごい。 - 2026年4月18日
ここはおうちjunaida,谷川俊太郎読み終わった神保町ブックフェスティバルで購入した本②! 最近ハマってるjunaidaさんの絵本。たまたままだ買っていなかったこの本を見つけて(しかもキズあり本で半額!キズどこ?てぐらい小さかった)、即買い。繊細でかわいらしくてどこか不思議で、ずっと眺めていたくなる。 - 2026年4月18日
たぷの里藤岡拓太郎読み終わった神保町ブックフェスティバルで購入した絵本!ナナロク社さんのワゴンに並んでるのを見て、めちゃくちゃ気になってパラパラめくったらなんとも言えないシュールさで思わず買ってしまった笑 隣にいた知らないお兄さんも、なにこれ!て手にとってた笑 - 2026年4月18日
春のこわいもの川上未映子読み終わったコロナ禍の短編集。と言っても直接的にコロナの話というよりか、あの頃の、先がわからない不安や、世間に蔓延する不穏な空気を物語に落とし込んだような感じ。美しさの中に潜む、ぞっとする文章がクセになる。 - 2026年4月14日
アンデル1中央公論新社読んでる石田夏穂さんの「ノーメイク鑑定士」だけ読んだ!職場でノーメイクの人を探すという着眼点がめっちゃおもしろい笑 石田さんの小説はほかにも読んだことがあるけど、今回のもこの人にしか書けない、ちょっとブラックなユーモアがあるなと思った。昨今はなんでもかんでも容姿に関することを言及するのはNGみたいな風潮があるけど、あまりにも触れなさすぎるのはそれはそれで気持ちが悪いと思ったりもするので、こういうことを書ける作家さんは貴重な気がする。 - 2026年4月14日
ぼくには笑いがわからない上村裕香読み終わった上村裕香さんの本、2冊目👏お笑いが題材の小説、かつ主人公が言語学オタクと知って手に取ったけど、おもしろかった!タイトルのとおり、主人公・耕助には「笑い」がわからない。だが、好きなタイプは「おもしろい人」という憧れの先輩・百合子に、M-1で優勝したらキスしてあげると言われたことを間に受け、お笑いについて勉強し始める。なんと単純で不純な動機!笑 そんなきっかけから漫才を始めた耕助は、徐々に自分のことばで伝えたい、笑わせたい、というシンプルな欲望に駆られていく。 私のお笑いへの関心は、M-1の決勝はできればリアルタイムで毎年観たい、ぐらいのものだが、よく考えたら喋るだけで(ときには身振り手振りも加えて)ひとを笑わせるってすごい。耕助の目線でお笑いの凄さをあらためて思い知った。 全3章のうち、1、3章は耕助の視点、2章は耕助と同い年でお笑いサークルに所属する四郎の視点なのだが、四郎は一つ上の先輩・サトウと、ミーレンズというコンビを組んでいる。ネタを書くのは好きだけれど舞台に立つのは苦手な四郎と、容姿端麗で舞台に立つのが好きなサトウ。ふたりがコンビとしてこの先どうするのかというシリアスな場面で、会話の中にオードリーの漫才の有名なフレーズが出てくるのだが、そこがいちばん好きなシーンだった!本音を伝えるために漫才のことばを借りる、彼らならではの言葉のぶつかり合いが切実で眩しくて、青春だった。 - 2026年3月31日
マザーアウトロウ金原ひとみ読み終わったおもしろかったー!!帯からイメージしてた、はちゃめちゃな姑の話!というより(もちろんそこもおもしろかったけど)もっと広く人間同士の距離とか家族のあり方について描かれた話だなと思った。 決して長くはない中編小説なのに、主人公やその周りの人たちそれぞれの考え方が深いところまで描かれていて、人物像を捉えやすかった。 いろんな人間関係が出てくるけど、特に蹴人と波那の夫婦関係が良かった。私は波那ほど壮絶で辛い経験をしたわけではないけど、それでも波那が蹴人との何気ない生活の中にある幸せを大切にしたいと思っているところにすごく共感した。 蹴人と張子は似ていないようでいて、誰に対してもフラットな目線でいるところは同じだなあ…と思いながら読んでいると、(蹴人と張子は)同じようなことを別の形で実行している、みたいな波那のセリフが出てきて、まさに!と思った。 「ロールパン大豆の煮物ほうれん草の白あえ的な子」は笑った。たとえすご笑 - 2026年3月26日
その街の今は(新潮文庫)柴崎友香読み終わった@ 電車大阪の心斎橋が舞台の小説。主人公の歌は昔の大阪(特に歌にとって馴染みのある心斎橋)の写真が好きで集めている。この本を買ってしばらくして帰阪するタイミングがあったので、行き帰りの新幹線で少しずつと、残りは通勤電車の中で読んだ。普段は家で読むことが多いが、土地の話がよく出てくるせいか、移動する新幹線や電車で読むと心地良かった。 特に大きな事件や出来事があるわけでもないが、どこか懐かしい感じがして、これはきっと大阪に思い入れがなくてもそう感じるかもしれない、不思議な読後感だった。 良太郎のキャラクターがイマイチ掴めなかったけど、この後歌とは友だちという関係におさまるのか、はたまた恋人になるのか。鷺沼との関係は切れるのか。わかりやすい終わりは見せてくれなかったけど、それゆえに歌たちがあの心斎橋のどこかに今もいるような気がする。 読みの市というイベントで、たしか梅田の蔦屋書店の出張ブースで「花束の代わりに本を」というコンセプトで売られていた小説だが、薔薇が出てくると書いていたのになかなか出てこないなぁと思いながら読んでいると、終盤のほうに出てきた。白黒写真に映る薔薇、歌が実際に目にする薔薇と二度出てくるのだが、読み終えると薔薇の鮮やかな赤の余韻が脳裏にふわっと浮かんでいた。
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