ラタトゥイユ "箱庭図書館 (集英社文庫)" 2026年6月4日

箱庭図書館 (集英社文庫)
読者にボツ作品を送ってもらい、そのアイデアを使って小説をリメイクするという企画で書かれた短編集。 ひとつひとつに直接の繋がりは無いが、同じ街が舞台で共通する人物も登場する、タイトル通り『箱庭』のような本。 『ワンダーランド』が一番印象に残っている。作品自体がこの短編集の中でもダークさの濃い作品で恐ろしいのだが、それ以上に主人公が、もう一人の作中人物が、自分かのようで怖かった。 このまま生きていたら私も、両親の待つ暖かい家などじきになくなるのに、きっと探し続けてしまうのだろう。
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