たにこ "海を吸う/庭に接ぐ" 2026年6月4日

海を吸う/庭に接ぐ
童話のような語り口なのに、なぜか生理的嫌悪感がすごい。途中で諦めたくなるくらいの不快感だったが、不思議と読み切れた。最初から最後まで泥の中にいるような気分になった。 親子間(母と娘、父と娘)の歪な関係を五感を刺激するような嫌な気持ちにさせる表現がとても上手でした。詩を読んでいるようなのに、なぜか不快感があるというか… 全て明言はされていないので、考察の余地がかなりあるなと思った。有識者の方お願いします… 以下自分の考察 <海を吸う> 母親が娘を管理したい人で、父は出て行った。娘は嫌がってるわけではなく、むしろ母親のためになりたいと思っているのに、なぜか体が重くて軽くなりたい=体は母の管理から逃れたい? いっくんの「穴の底を貫く」だったり「穴の中に入って」「海の中のよう」=母とは別の依存先、満たされる、ある種性的な行為のようにもみえる表現。いっくん以外に穴を開けられると怪我になるのは、「私」がいっくんしか受け入れられないから? <庭に接ぐ> 父親との歪な関係がありそうでよく分からない。なぜ父親が狂い始めたのかは不明瞭だが、途中で出てきた大きいカミキリムシは父親の別の顔(違う人格?) おかしくなった父親を閉じ込めてペットのように扱う娘もおかしいよなぁ…
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