
がんちゃん
@mg925
2026年6月4日
号泣する準備はできていた
江國香織
読み終わった
再読
言葉少なに、心の形を淡く表現する部分と、何度も言葉を重ねて輪郭を強調する部分と、そのバランス、そのリズムが心地いいのだと気づいた。もう決して元通りにはならない何かや、行き止まりに相対した時、私たちは一体どうなってしまうのか。あの時の自分、ここにはいない誰かに想いを馳せる扉を開けてくれるような小説。
江國さんの小説はいつもどこか異国の雰囲気が漂っていて、良い香りで、とろんとした悲しみとあたたかさ、忘れそうになる気分を置いていってくれるように思う。
書き連ねないあとがきの感じも含めて美しくかっこいい在り方だなぁと惚れ惚れした。


