本とコーヒー "作家と編集者" 2026年6月4日

作家と編集者
作家と編集者
乗代雄介,
藤野恵美,
蝉谷めぐ実,
錦見映理子
タイトルに惹かれて。作家と編集者といえばバディ的なイメージもあるが、そこは東京創元社さん。みんな一捻りあって読み応えが合った。 「邪悪な香り」読み進めて行くと「結局こういうことなんじゃないか」とハスに構える気持ちと「いや本当はああなんじゃないか」と考え、行きて戻りてでなんとか行間を読もうとしてしまう。想像力を刺激された。 「「餅屋」の言うこと」江戸の役者番付の作者という、そんな人がいたのかーから始まって、目の確かなはずの番付がなぜ狂ったのか?というミステリを挟み、読み終わりはじーんとくる。文章も匂い立つようで、四遍の中では一番好き。 「行きて帰りし物語」児童文学の作者さんの話。物語に向き合うには血潮のような情動が必要になるんだなあ。そんな話読みたくない。そう言いたくなる気持ちもすごく分かった。 「金城氏」あっぱれ!という気分で本を閉じた。小説って自由だなー。理解できない部分もあったけど、最後にはクスッと来てしまった。
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