
Sanae
@sanaemizushima
2026年6月4日
読み終わった
台湾の友人がいて、かれこれ長い付き合いでいろいろ話してきたつもり、だけどやっぱり踏み入って本音を聴けていないような(それとなく話してくれていても、わたしが理解できていないだけかもしれない)。
日本人に話すことでもないと思っているのか、いろんな理由はあれど、やっぱり彼らのことをちゃんと知りたくて、いろいろ本を漁っている。
温又柔さんの本を読んでいるとハッとすることも多いので、こちらも手に取って読んでみたけれど、やっぱり本当に日本人である私は知らないことがたくさんだった。
日本人である著者が台湾で家族を持ち、スピヴァクから「誤解を恐れずに言ってしまえば、当事者として腹を括った上で書けということ」(p223)と勇気をもらって書いた本だとあとがきに綴っている。だから、うわべをなぞっただけで知った気になるような内容ではなく、響く内容だった。
台湾らしさを追求する中で、台湾の原住民にもスポットが当たりはじめ、10年くらい前だったか?旅行で行った時にも、少数民族について知るイベントがたくさん開催されていたし、今はあんまり見ないけど、伝統衣装を着たかわいいマスコットがお土産屋さんに売られていた。かわいいのでひとつ、と思うけど、政府公式では16あるとされ、おそらくそのマスコットも16あったと思う。どれかひとつ選ぶというのはすごく失礼な気がして、結局買わなかった。
「原住民はけっして『博物学的』に存在しているわけではありません。」(p169)と著者は言い、このことを思い出した。マスコット、かわいかったからいいんだけど、、、
中国らしさを受け入れつつも、中国であることは否定する、サイノフォン・スタディーズ(華語語系研究)の紹介もあった。
これは数年前に白水社から刊行された「華語文学の新しい風」という本が日本にはある!
この本で中国や台湾以外にも華語で書く作家がいるんだということを知り、面白く読んだのだった。ボルネオ島にロングハウスという棲家があることを短編のひとつから知り、実際に行ってみた。それが去年。ちょうどこのシリーズの第二弾「南洋人民共和国備忘録」を手に旅行したのだった。
結局、ロングハウスのことは詳しく分からなくて、それについて研究している人が本を出しているのを知り、只今「ボルネオ森と人の関係誌」を積読中。いろいろ繋がって面白い。
台湾のこと、華語のこと、もっと知るのが楽しみ。








