
うみ
@uroffd
2026年6月5日
生きるとか死ぬとか父親とか
ジェーン・スー
読み終わった
私は悩むと自分に近い境遇の本を読むくせがあるのだけど(みんなそうだと思ってるんだけど)5月に父親のことで色々あって、最初に思い浮かんだのがこの本だった。ドラマは数年前に視聴していて、面白かったけどスーさんの姿そのものがだいぶカリカチュアされていて、原作と違う部分も多いんだろうなという印象だったので、いつか原作を読もうと思っていた。
スーさんはなんだかんだお父様と仲が良い印象があるから、これを読んで更に落ち込んだらどうしようかなと思ってなかなか手が伸びずにいたが、一気に読んでしまった。
『波』に連載されていたこともあって、時には平和に凪ぎ、時に胸が張り詰めるような重量をもってのしかかるような本だった。
お父様による戦争の体験談なども興味深く読んだ。
相手が生きているか否かに関わらず、人間の数だけ父親との関係がある。そのひとつをこうして本にまとめてくれたことは本当にありがたいと思う。
生きている人間と関わること、関わらないことを選ぶのは自由だけど、自分が関わっても関わらなくても必ず人は死ぬのである。それを含めてどんな選択をして生きるべきなのか、その問いからも生きる限り逃れられない。
生きるとか死ぬとか父親とか、以外にタイトルがつけられない本だなと思った。