
naoh_sama
@naoh_sama
2026年6月5日
動物農場〔新訳版〕
ジョージ・オーウェル,
山形浩生
読み終わった
オーディブル
ネタバレを含む
1984年からの流れでこちらもオーディブルにあったので。ナレーション良い!動物たちの個性が話し方にも現れててぜんぜん楽しくない話なのにお伽話風に楽しめました。
内容は、農場で人間に支配されて働かされてきた動物たちが反乱をおこし、自分たちの自治で農場を運営していくうち、支配するもの(豚と犬)とされるのもの(羊や馬、鶏など)の構図が結局人間にされてきたことと同じになっているのに、「下級」「低級」な動物たちはなんだかおかしいと思いつつも、みんなで歌う歌や戒律の書き換え、用意された敵を攻撃することなどでごまかされていってしまうという、皮肉たっぷりの恐ろしいお話でした。 (豚さんが賢い側なのもなんだか面白かった。二本足で立つの無理じゃね?ってなったけど)
言われることをぼんやり信じるばかりではなく自分の頭で考えろ!と現代のわたしたちに警告されているようで、今読むことができて良かったです。
何にも前知識なく読んでたけどめちゃ長い著者と訳者あとがきを聴いて腑に落ちました。ロシア革命とそれ以後のソ連を皮肉ったお話だったのね。豚のナポレオンのモデルはスターリンだったのか…
それと、当時のイギリスでの表現の自由が規制されていたという記述も印象に残りました。国や政府が内容に介入してくるのではなく、ヤバそうなことが書いてある本は出版社側が出さないように自主規制していたとのこと。この体たらくぶりはジャーナリズムの風上にもおけないとオーウェルは厳しく批判しています。これ今の日本にもありますよね。出版だけでなくいろんな分野でも批判を恐れて保身に走る様々な事例を思い浮かべてため息をついてしまいました。全然変わってないどころか酷くなってますよ現代。。
オーディブル、流行りのを読むのもいいけど古典を読むにいいね。とっかかりやすい。

