
Haruhito
@haruhito27_reads
2026年6月5日

読み終わった
学生からの質問に端を発して、植物学者である筆者がその知識を動員しながら、「どうして植物は動かないのか?」「植物と動物はどこが違うのか?」「植物に死はあるのか?」など、7つの問いに思考を伸ばしていく。その様子は禅問答のようでもあり、素朴な質問がときに哲学的な命題にまで話は及んでいく。植物の不思議に向き合い、研究してきた筆者ならではの「植物との往復書簡」である。
以下、興味を引かれた部分。
・植物や動物の区分は、人間が便宜的に作り出したものに過ぎない。自然の摂理は、人間が定義した法則よりも奥が深く、豊かである。
・何も、大きく複雑になることばかりが進化ではない。より小さく、より単純になるという進化もある。
・「死」は、変わりゆく環境に適応するための「生まれ変わり」のようなもの。「死」は生物の進化が生み出した発明である。
