てのりぐま "波の子どもたち" 2026年6月6日

波の子どもたち
波の子どもたち
チョン・スユン,
斎藤真理子
脱北を目指す10代のソル、クァンミン、ヨルムのそれぞれの道のりを描いた本。作者が長い年月をかけ、脱北者のかたがたを取材してつむいだ物語だった。 作中で「(脱北しようとするのは)何回目?」という会話がありびっくりした。もし失敗して捕まってしまったら、かなりの酷いことになるのかと思っていたのだけど、時と場合によるようだ。とはいえ、3人はそれぞれ命からがら韓国を目指す。その道のりは想像以上に厳しく、訳者あとがきの地図を見て驚愕だった。こんなに遠回りしないといけないのかと。近くの国のことなのに、ほんとうに知らないことばかりだ。 終章にかなり切ない気持ちになっていたけれど、訳者あとがきで納得。広く読まれてほしいと思う。
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