波の子どもたち

33件の記録
Sanae@sanaemizushima2026年7月22日読み終わったReadsで見て借りてきた。 著者が北朝鮮で生まれ育った人たちとの交流を通じ、彼らの体験を聞いて書かれた作品。 リスクを冒してでも自由を手に入れるための強さ、彼らが脱北して中国、ラオス、タイを経由し韓国へと渡る物語。海が自由の象徴として描かれて終わるのに、清々しさと優しさを感じた。 斎藤真理子さんの翻訳、解説もあり、勉強になった。 タイまで逃げてきた北朝鮮の人たちが韓国に着いたあとは施設で適応教育を受け、その後は就職したり、進学する道が与えられるということを知る。 韓国では脱北者の受け入れは南北統一の予行演習とも言われているんだそうだ。(p226) 韓国の文学を読んでいくと、南北統一という言葉にときどき出会う。 それは民族の統一という大きな括り、ナラティブのみならず、こういった一人一人の命、自由を思って出てくる言葉であるということも忘れずにいたいと思った。








もぐもぐ羊@sleep_sheep2026年7月14日まだ読んでる今日は韓国では北朝鮮離脱住民(脱北者)の日とのこのなのでこの本を読む。 この小説のは主人公は3人、それぞれが脱北するために渡江する。 ソルとキョウルは豆満江、クァンミンとその母は鴨緑江を渡り中国入りした(クァンミンは鉄道の車内で母が捕まってしまい一人に) キョウルは以前脱北した時に働いていた吉林省の朝鮮族の街の酒場にたどり着いたが16才の女の子には危険が多そうで心配。 3人とも16才なのにこんなに過酷な運命を背負って生きているのに健気で切ない。 これからの旅路が少しでも安全だといいな。








もぐもぐ羊@sleep_sheep2026年7月12日読み始めた導入部分を読んでから、斎藤真理子さんの訳者あとがきを読む。 YA小説なのでやさしい(優しい&易しい)言葉で文章で隣の国(北朝鮮)の若者の過酷な現状を綴っていて、この本のターゲットであろう若者に知ってもらって心を寄せてもらいたい気持ちが伝わる。 また日本が無関係でないこともしっかり書かれていた。 本文の続きを読む。









nekomurice@nekomurice1232026年7月8日読み終わった韓国文学本やドキュメンタリーで越境の厳しさをほんの少しだけ知っているだけに読んでる間はずっと胸騒ぎがして、読み進めたいけど手に取るのが億劫になったり。でも表紙の3人の後ろ姿を見ると読んで良かったと思えた。 YA小説だけどYAはもちろん大人も読み応えがある1冊。斎藤真理子さんのあとがきが胸を打ちます。









もぐもぐ羊@sleep_sheep2026年7月3日買った@ チェッコリ『証言・北朝鮮帰国者 祖国に渡った「在日」はどう生きたか』を読んでから北朝鮮で暮らす人々についてもっと知りたくなったのと、もともとこの本は買うつもりだったのでチェッコリで見つけて買った。 韓国のYA小説は全世代が読める質の高い作品が多いし翻訳が斎藤真理子さんなので読むのが楽しみ。 店頭でもらった『平和をつくるブックリスト』は読みごたえがありそうでうれしい。










てのりぐま@honzuki_kuma2026年6月6日読み終わった借りてきた脱北を目指す10代のソル、クァンミン、ヨルムのそれぞれの道のりを描いた本。作者が長い年月をかけ、脱北者のかたがたを取材してつむいだ物語だった。 作中で「(脱北しようとするのは)何回目?」という会話がありびっくりした。もし失敗して捕まってしまったら、かなりの酷いことになるのかと思っていたのだけど、時と場合によるようだ。とはいえ、3人はそれぞれ命からがら韓国を目指す。その道のりは想像以上に厳しく、訳者あとがきの地図を見て驚愕だった。こんなに遠回りしないといけないのかと。近くの国のことなのに、ほんとうに知らないことばかりだ。 終章にかなり切ない気持ちになっていたけれど、訳者あとがきで納得。広く読まれてほしいと思う。

みなつき@mina_tsuki2026年5月22日読み終わった北朝鮮から自分の自由と人生を求めて脱出する16歳の3人を中心とした物語。 閉ざされた世界の厳しさ、その中でも温かな人との繋がり、過酷な道のり、自由の象徴の海。 詩的な文章が幸福も悲しみも増幅させる。 平和と自由を願う作者、役者のあとがきに励まされつつ、自分も今できることをやろうと気持ちを新たにした。

きなこ@kinako20252026年4月15日読み終わった韓国文学北朝鮮に生まれたヨルム、ソル、クァンミン。 3人はそれぞれ自由を求めて脱北する。 そのプロセスがスリリングでドキドキしながら、ページをめくる手が止まらない。 自分の思うように生きることが出来ない息苦しさ。彼らは諦めるのではなく、自らの手で自由への扉を開けようとした。 作者のチョン・スユンさんと訳者の斎藤真理子さんは『世界』で「言葉と言葉のかくれんぼ」という往復書簡のようなエッセイを書いていて、この『波の子どもたち』についての記述もあった。 波の音を日本語でどう表現するか、悩んでいた斎藤真理子さんが、一般的な「ざぶーん」ではなく「さぷーん」という表現を思いついたという。 実際に作品を読んでいて、その表現に出会った時、うれしいような懐かしいような気持ちがした。 波と戯れる3人に幸あれと願わずにはいられない。


























