
DN/HP
@DN_HP
2026年6月6日
サブリナとコリーナ
カリ・ファハルド=アンスタイン,
小竹由美子
「この土地に丸ごとのみこまれそうな気がしたことない、シエラ?この美しさがぎゅっと迫ってきて、ガラガラヘビの口のなかにいるみたいな気がすることない?」
「こんなのいつも見てるもん」とわたしは答えた。「それに、生きたままなにかに食べられる気分になんかならないよ」
母はわたしをちらと横目で見た。「そのうちそう感じるよ。もしかしたらわたしのときより遅いかもしれないけど。子どもを持つとそんなふうに感じるものなの。結婚。人生。そういったこといろいろ」
——「シュガー・ベイビーズ」
根底にたしかにテーマを流しながら、短編小説としての軽やかさのようなものを失うことがない書き方。好き。
物語のなかのラジオから流れていそうなオールディーズとか流しながら読んだ。



