
704h
@704h
2026年6月6日
鍵のかかった部屋
ポール・オースター,
柴田元幸
読んでる
ポール・オースター、ニューヨーク三部作の三作目。3/4くらい読んだ。やっぱり面白い。
文章を書いて細々と生活をしていた男の元に、昔の友人ファンショーが残した小説の原稿が託される。ファンショーは妻子と傑作小説の原稿を残して失踪していた。残された原稿と美しい妻によって幸せを掴んだかに思えた男の人生は、徐々に友人の影によって歪められていく。
前作「ガラスの街」、「幽霊たち」と同じく完結した物語ではあるが“物語を書くこと“をテーマにしていて、続けて読むとオースターの思索が感じられて楽しめる。
前二作より現実的な事件としてリアリティをもって描かれていて、小説家としての技術が上がっていることもひしひしと感じた。
というかミステリー小説としてストーリーがよくできていて惹きつけられる。続きが楽しみ。
