M市のR氏 "ナイルに死す〔新訳版〕" 2026年6月5日

ナイルに死す〔新訳版〕
ナイルに死す〔新訳版〕
アガサ・クリスティー,
黒原敏行
20歳にして莫大な資産を所有する美貌と知性を兼ね備えたリネット・リッチウェイ。結婚したばかりの夫・サイモンとの新婚旅行先のエジプト・ナイル川をさかのぼる豪華客船で発生する殺人事件。 リネットの財産管理人、弁護士、二組の親子、高慢な老婦人とその親族、社会主義的思想を持つ青年などそれぞれに思惑を持っている乗客の中に名探偵ポアロの姿もあった。 実はこの作品に関する動画を見て犯人は知った状態で読んだけど、それについては特に問題にはならなかった。事件の本筋とは別に腹に一物抱えた登場人物たちの人間模様が興味を引いたし、彼ら彼女らの言葉や行動の意味もポアロは解き明かしていく。 あらゆる物を手に入れてきた者が唯一、手に入れられなかったもの。それを手にした彼ら彼女らが心から幸福だったかは神のみぞ知る。私からしたらそれでいいのか?と思わなくもないが。
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