よいずみ "一億年のテレスコープ" 2026年6月6日

一億年のテレスコープ
クソデカ規模の濃厚SFすぎて面白かったーーー!!! あとタイトル回収がオシャレすぎる!! 異なる地点の掃天観測データを合わせることで、遠くにある星の電波がそれぞれの観測地点に到着するラグをもとに星の詳細を観測する「超長基線電波干渉計」(通称VLBI←めっちゃかっこいい)を、 太陽系規模で作れれば視力400億の望遠鏡(←?????)で異星文明を発見できるんじゃね?という構想からスタートするファーストコンタクトSFが面白くないわけないんだよなーー!!!! なんで「一億“光”年のテレスコープ」じゃないんだろうと思っていたけどそういうことね〜〜〜!! 地球側からコンタクトを仕掛けていく過程がすごい丁寧で現実的なのが面白かったし、孤独なままでも良い文明どうしが接触する意味に一つの結論を出していたのもとても良かった。 願わくば白亜の建物を築く獣人文明の話がもっと読みたかった……。 てかオチも予想外の方向にぶっ飛んで行きつつしっかり伏線を回収しておりラストは感嘆のため息がもれた。 時間も距離もとんでもない規模の話で、天文用語解説もほぼないから調べつつ読んでいたので、ぶっちゃけ読みやすい小説ではないのかなとは思うけど、独特なテンポ感に慣れると先が気になって仕方ないタイプの小説でした。
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