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よいずみ
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@reads_1204
  • 2026年3月21日
    死んだらどうなるのか?
    死んでしまいてえ〜と思うことがしょっちゅうなのに、「死」についてあまり知らないなぁと思い買ってみた本。 キリスト教、仏教、儒教など有名な宗教での死生観や、日本の盆の習慣と色々な宗教の考え方がまざった今の死生観などを紹介しつつ、死後に魂的なものが残るという前提は正しいのかという流れで「死んだら心はどうなるのか」を哲学や自然科学を踏まえて検討していく本で、めっちゃ面白かった〜! 心を物質的なもの(脳の働き)と捉えても非物質的なもの(魂みたいな)と捉えても、現状意識のありかについての答えが出ていない、というのはかなり驚き。 難しいテーマながら優しく丁寧に説明してくれるので、「死」について考えるにあたって最初に読めて良かったです! もう一回人間やるのはあんまり魅力的ではないし、消滅するのも虚しいなと思っていたので、個人的には「死んだら自然に還る」という考え方が死に平等な意味がある感じで好き。
  • 2026年3月10日
    華氏451度〔新訳版〕
    華氏451度〔新訳版〕
    1953年発表のディストピア小説。 往年の古典SFやディストピアものを読んでいきたいぜ!と思い最初に手を出したが、サイエンスなフィクションかと言われると少し違うかも。 読書が違法な社会が舞台で、「あの家に本がある」と通報があると消化士ならぬ昇火士が駆けつけ家ごと蔵書を燃やす社会。 ラジオやテレビの発明により大衆はわかりやすく短絡的で刺激のあるコンテンツに快楽を求めるようになり、やがて考える力がなくなっていき、統治しやすいよう思考力を持たせる本のようなコンテンツは規制され、過去を忘れた国家は……という話で結末が恐ろしい。 70年近く前の小説なのにワイヤレスイヤホンやショート動画のようなものが登場する。 ひっきりなしに情報を得続けるから、得た情報に向き合い消化する余暇はなく、そもそも得られる情報の質も低い。 「こういう社会はヤバだよね〜」と諭すようなシーンが多かったのも印象的。 SNSとショート動画でドーパミン中毒になり思考力や考える体力を奪われているような感覚があるので、読書は続けていきたいし、焚書が合法な世の中には絶対にしたくないなあと思いました。 テレビは人の思考力をコントロールしてしまうが、本は人間が上位なので「分別をもって叩きのめすことができる」という言い方がよかった。
  • 2026年2月24日
    モネのあしあと (幻冬舎文庫)
    モネ展に行く予定だったので予習になるかと思って読んだ。 が、当日券で入れるやろ〜って舐めてたら当日券は完売していたので、また別日に行くことになりそうで萎え。 内容はモネの絵が描かれた当時の産業や国交などの絵画を取り巻く時代背景を、モネのたどった人生を交えつつ、わかりやすく説明してくれていて良い勉強になった。 印象派が生まれた経緯にも、様々な要因があっておもしろい。 特に写真の登場により風景画を写実的に描く意味が問われた、というところはこの前読んだ本とリンクしていて良かった。 写真の誕生によって必ずしもリアリスティックな表現をする必要がないのでは?という流れを受け、絵画による自己表現の模索が始まり印象派もその流れの一つだった時代から、写真が手軽になったことで写真で感じたことをどう表現するのかという時代に移ったことに、つながりを見出すことができると楽しい。教養って感じ。 あとfuzkue初台にはじめて行ったんですけど、お店の雰囲気とか静かな環境が良すぎて最高でした〜! 落ち着いて読書できることが確定しているお店、まじでありがたい。
  • 2026年2月16日
    方舟
    方舟
    探偵の役割を果たしてる人物が頼りになりすぎて楽勝すぎじゃん……?とか思っていたら何もかもをひっくり返され読了後はただ茫然としていた。 頑張っていた人たちが否定されるのは少し悔しいが、じゃあ報われたら良かったのか?というと難しいのがこの『方舟』。 事件の発生や優秀な人物の頑張りをただ見守って、「なんとかならないかなー」と読んでいただけの読者の自分も、この方舟から降ろされるに値する人間なのかもしれない。 殺人とは、犠牲とは、己が命を優先するのは悪なのか、色々と答えのない問いを投げかけられるのもぞっとした。 わかりやすくパニックになる人物やヒロイックな人物がいないのも、閉塞感をじわじわ増長させていて読んでてヒヤヒヤして新鮮でした。 それにしても最初の殺人に至るまでの犯人の判断が速すぎるのがすごい。
  • 2026年2月10日
    写真で何かを伝えたいすべての人たちへ
    これもたまたま書店で見かけて買ってしまった本。 「snsに写真が溢れるこの人類総写真家時代に、人間として写真を撮る、世界を解釈する意義はなんなのか」というテーマだったように思う。 プロの写真家であり文学研究者である別所隆弘さんの文章は複雑でありながら、わかりやすく、写真を撮ることについて考えてきたことを教えてくれた。 実際に撮影した写真もたくさん載っているので、まるで個展を見ているような気分で読めたのも新鮮だった。 事実を記録するのが写真だが、そこには撮影者の経験・記憶・思考・精神・環境・機材・技術といったようなたくさんの要素が内包されていて、その撮り方にこそ、撮影者の世界の捉え方が発露するし、だからこそ本来見ている世界を共有できない他人とそれを共有できる。 それが写真を見返す未来の自分や他人に新しい何かを生み出すかもしれないという考え方がとても素敵だと感じた。 そう考えると写真を撮ることや見ることは、読書や感想を出力することと似通ったところもあるかもしれない。 写真を撮ることが好きなので、新しい考え方を得ることができて最高でした!! ↓今まで撮った中で1番気に入ってる写真、旅先での色々な思い出が内包されてます
    写真で何かを伝えたいすべての人たちへ
  • 2026年2月3日
    空、はてしない青 下
    空、はてしない青 下
    「もっとも偉大な旅人とは、自分自身を見つめ直すことができた旅人だ」という文章が作中に登場するが、この物語のテーマだったと思う。 悲しい未来と悲しい過去を背負った2人が今という時間を大切に生きるための旅は、とても美しかった。 たくさん出てくる地名を調べながらページを捲っていたので、同じ景色を見られているようでそれも楽しかった。
  • 2026年1月21日
    空、はてしない青 上
    空、はてしない青 上
    装丁が綺麗で買った本。余命2年の時間をフランスのピレネー山脈を旅して過ごす。大事な人や過去に折り合いをつけるための回想・会話・心情が約400頁にわたって描かれている。主要人物2人の関係性が変化していくスピードがゆったりとしていてとても良いです。下巻も楽しみ。
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