
数奇
@suuqi
2026年6月6日
ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語
コルシカ,
品田遊
読み終わった
小説というよりライトな哲学書のような内容だけれどとても面白かった。人類は滅亡するべきか?という議論を、反出生主義の観点から10人の登場人物たちがひたすら話し合う。あとがきにもあるように、議論の噛み合わなさまで含めて作品に落とし込まれていて、誰が正しいかではなく「異なる正しさがどんな水準で成立しているのか」を考える機会を与えてくれる。
個人的には環境問題の視点が一切議論に登場しないのは残念で、幸不幸の話に終始した点は物足りなかった(この作品には不要なテーマかもしれないが、自分は環境的な問題で人間の存在は悪だと思っているので触れてほしかった)けれど、それでも作品の斬新さや読みやすさが素晴らしかった。




