
𓇌𓅱𓇌
@dccxxiv___
2026年6月7日
続巷説百物語
京極夏彦
読み終わった
再読
(小豆洗い/越後 春から数箇月)
野鉄炮
武蔵国多摩郡八王子千人町 八月の半ば
(白蔵主/甲斐の国・甲府 先日)
狐者異
小塚原縄手 十一月も半ば
(舞首/伊豆の国 先日)
飛縁魔
尾張 早月半ば
(芝右衛門理/淡路の国・淡路島 二月ばかり過ごす)
船幽霊
讃岐国 冬の初め
(塩の長司/加賀の国・小塩が浦 滞在期間三四日)
死神或は7人みさき
北林領内(丹後と若狭境界辺り) 六月を過ぎた頃
(百介の戯作が開板、又市が百介の前から姿を消して二年)
老人の火
北林領内 祟りの一夜(死神)から数えて丁度六年目の夏
p.298
本物の白菊と享右衛門は、本当は一度も逢ったことがない。しかし先程又市が言った通り、百介が調べ、そして報せたが故に享右衛門の心の中の白菊と十二年前に焼き殺された白菊は一本に繋がったのである。そのために、そのためだけに又市は百介を担ぎ出したのだろう。
魔縁は断たれた。