シャチ形土製品 "流浪の月" 2026年6月7日

流浪の月
流浪の月
凪良ゆう
惹き込まれる文章に次へ次へとページを捲くって読み進めてしまった。 家族でもなく、恋人でもなく、友人でもない。でもただの同情で繋がれた関係でなく信頼関係の上に立った「愛」か二人の間に存在しているのだと感じさせられた。 周囲が歪な二人だと冷ややかな目で見ていても周囲から見た事実と二人にしか分からない真実は違っていて、そこを分かってもらえないのみならず「優しさ」を投げかけられる姿にはもどかしさも苦しさも感じざるを得ない。 こういった周囲から理解されなかったり歪と言われたりさえするけれど二人だけの優しく温かい世界が確かにそこにある関係性の話は好きで、とてもおもしろかった。
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