
まみ
@taam10
2026年6月8日
存在のすべてを
塩田武士
読み終わった
本屋大賞3位で気になっていてサイン本と出会ったため購入。
二児誘拐事件が起こるが、その最中は事実だけ並べられて、何もわからないまま未解決となっていくスピード感に唖然とした。
事件から30年経ち、真相を追っていく場面が数年前なこともあって、変に現実味を帯びていて思わず実際に起こったことなのではないかと調べてしまった。物語が進むにつれて、犯罪という括りでメディアに取り上げられることが単純ではないことを改めて考えてしまう。
次々に問題が起こるミステリーという訳ではないから、謎が明かされていくまではのんびりと読んだ。写実絵画を描く上での風景や、そこに写る複雑な心情の表し方は美しくて、そこだけは想像することが幸せだった。


