ἐποχή えぽけー "イン・ザ・メガチャーチ" 2026年6月8日

イン・ザ・メガチャーチ
少し前に、ポッドキャスト番組:コテンラジオの番外編#130「推し活の世界」〜を興味深く聴いた。そこでLINEヤフー会長が、自身の推し活観を宗教観のメタファーとして捉えるくだりがあり、そこで自分は初めて「メガチャーチ」の存在を知った。 以来ずっと、この小説にも興味が湧き、やっとここ数日で手にして読むことができた。 ホモソーシャルで孤独を感じる中年男性、推し活をする人。推し活から陰謀論者に変わっていく人たち。チャーチマーケティングを仕掛ける側の計算。そのベン図の外側にいる人(いた人)、さまざまな視点から、共通の構造と、差異を、その本質を、ありありと描くその内容とそれぞれの解像度の高さにゾクゾクした。 同時に、自分はなにを「正解」とすることにして、居心地の良い視野の狭さと、世界観と、所属するコミュニティを選び、寂しさを紛らわせて生きていくのか。 それを「黒幕」にコントロールされるのか、自分の欲望を直視して主体的に選び取るのか。どちらかを選んだとして、どちらがどれほど幸福なのか。その差すら、あまり違いがないような気がしてしまい、暗澹とした気持ちで読了した。 読めて良かった。
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