
イネイネ
@ah-ineine3
2026年6月8日

西洋菓子店プティ・フール
千早茜
読み終わった
借りてきた
洋菓子職人の祖父に似た頑固な職人気質のパティシエール、亜樹。弁護士の彼と婚約した彼女には幼少時に劣情を抱いていた美少女の友人がいて…
儚げでほんのり不幸な空気を漂わせていた珠香が結婚し、子宝に恵まれ、幸せそうな日常を送る姿を見せられ幻滅した亜樹だったが、後輩の澄孝に想いを寄せられている事には全く気がつかないくせに婚約者よりも仕事の話題で気を引いてくる澄孝につられて話し込む。
婚約者から冷静に「今の君とは結婚できない」と言われたら頭に血が上って「別れる!」とバッサリ斬り捨ててしまう。私が男だったらちょっと好きになれないかもなぁ…
亜樹の祖母と祐介は性格が似てるんだろうと思う。穏やかでふわふわしているようだけど、時々はっと気付かされるような言動をするような。
まだまだ危なっかしいふたりだけど、ちゃんと喧嘩して、認めあって生きていけばいいと思う。秘密は、秘めたままにしておいてもいいけれど。
あと、澄孝に恋するミナちゃんが矢沢あい作品に出てくるギャルとか地雷系女子みたいで可愛かった。今のところは上手く躱されてしまってるみたいだけど、報われてほしいな…!
ほんの一部分にしかなかったけど、やはりこの作家は百合表現に長けている。痛々しいシーンだったのだけれど背徳的で、どこか耽美さもあり、どきどきした。
食べ物を官能的に描くのが上手いからなんだろうな…
千早先生はグルメエッセイ本を出されているのでそちらも読んでみたい。




