西洋菓子店プティ・フール

11件の記録
ちとせ@4wsdig2025年12月15日読み終わった商店街の中にある、老舗の西洋菓子店プティ・フールをとりまく人々のオムニバス。 なんもかんも表現がめちゃくちゃ詩的だ…ガラスの刺さった太腿から流れる血をおいしそうと思ったシーン、すごい背徳的でドキドキした。 シュークリームで過食嘔吐してる女性の話が痛々しくて、でもその女性に寄りそうでもなく圧倒的な味で『感情』を思い知らせる展開すごかったな… 一番好きだったのは片思いしてるネイリストの女性の話で、「あたしたちは同類、ネイルもスイーツもひとときで消えてしまう自己満足。あってもいいけど、きっとなくてもいいもの」「でも、そんな「なくてもいいもの」にあたしは今まで生かされてきた。それがあたしを強くしてくれた」がすごくよかった。コロナ禍のときによく聞いた不要不急って言葉にモヤモヤしていたことを思い出したよ… 「実りがないからといって、恋をやめる理由にはならない」めっちゃめちゃかっこよかった!!!!! それにしても祐介の振り回されようを思うと亜樹のこと好きになれないというか嫌い寄りだな…と思ってたんだけど、最後のばあちゃんからのサプライズ(?)で「かわいいとこあんじゃん…」になったので話のまとめ方がうまーい!




ゆいちゃん@yui__arm2025年8月16日読み終わった感想古き良き洋菓子店を舞台にした連作短編集。 続けて千早茜を読んでいるけど、割と頑固者というか、融通がきかないけど完璧な仕事をするような人を描くのが得意なのかなと感じた。 読むとほっこり、というよりは、自分の中に芯を通してくれるような、強さを感じるお話でした。 千早茜を読み続ける夏になりそう。

幸せ母さん@shiawase_mama32025年5月28日読み終わった図書館本主人公の祖父のケーキ職人としての高い意識に感動しました。 生クリームの1番美味しい状態の見極め方が分かったので、自分で焼くケーキのクオリティが上がりそうです。


七@mi_sprout2025年5月2日読み終わった「ショコラ」 こんなオチとは思わなかった。もっと穏やかにやさしく終わるのかと思っていた。どうなるんだ。 カラメルに出てきた女性の再登場は嬉しい。少しずつ前に進めていることがわかる描写に安心する。 「クレーム」 プティフール食べたくなっちゃう。あー、よかった。ハッピーエンドで。おじいちゃんとおばあちゃんが帰ってきてくれて安心したし、おじいちゃんの愛に胸が熱くなる。旅行中の置き土産にプティフール作ってくれていったのが愛。 西洋菓子を食べたくなる一冊だった。おしゃれで甘くてやさしい。

七@mi_sprout2025年4月30日読んでる「カラメル」 前の話に出てきた女の人が主人公。亜樹がなぜ怒っていたのかが明かされる。前向きなラストでよかった。 「ロゼ」 自分を飾り立てることが好きな子が、最後にシンプルな黒のワンピースを身に纏うのが好き。ミナの世界、もっと掘り下げて読みたかった。

七@mi_sprout2025年4月29日読んでる「ヴァニーユ」 亜樹の姿が「グロゼイユ」で書かれている姿とだいぶ違って見える。色々なお菓子が登場して、検索しながら読んだ。うまく言い表せられないけど好きな雰囲気。 明日からいよいよ復職。読書時間、なるべく確保していきたい。

七@mi_sprout2025年4月28日読み始めた千早茜さんの、西洋菓子店を舞台にした作品なんて間違いないに決まってる。という思いで借りてきた。 「グロゼイユ」 女子同士のこういう関係性が好き。珠香が怪我をするくだりは痛そうで読むのが少し辛かった。





