
イネイネ
@ah-ineine3
ゆるーく本の話ができるSNSがあるときいて。
結構ネタバレ多めの感想が多いのでお気をつけて。
1時間程度離れた図書館までウォーキングしてついでに本を借りたりなどしています。運動にもなるし一石二鳥!
- 2026年7月10日
なみまの わるい食べもの千早茜借りてきた読み終わった肉のお花畑、めちゃくちゃ美味しそうで試してみたいと思った。 最新刊を先に読んでしまったことでかなり弊害があった(詳しくは○○に書いたなどの表記が多い為) グリフィスの傷という本について言及があったけど、何となくスルーしてしまっていた本なので(勝手にファンタジー短編と思っていた)ぜひちゃんと借りてきて読みたい。現代版おとぎ話が刺さって読み始めた作家だということを忘れていたかもしれない。 - 2026年7月8日
白い薔薇の淵まで中山可穂借りてきた読み終わった亡き恋人との思い出を語るしんみりした物語で、主人公が結局は男性と結ばれてしまい、それを苦にして同性の恋人が自死してしまうという話だと思って読み始めましたが、少し、いや、だいぶ毛色が違いました。 塁が弟と自分との関係をクーチに隠していたのは、単に後ろめたさだけだったのでしょうか。塁がひとりで温泉に行った後、クーチが感じたゲランの残り香は、結局は誰のものだったのでしょう。女性用風俗だったのか、それともその時弟とはまだ会えていたのか。 書かれていない部分の謎がなんとなくしこりを残していくような小説でした。 ストレートな百合ではなかったし、メリーバッドエンドとも言えなかった。それでも読ませる文章だなあと思っていましたが、ラストにかけての唐突な展開にちょっと戸惑ってしまったところがあったので惜しかったです…えっ?そんな…えっ?えっ?って思っているうちに置いていかれてしまった… - 2026年7月6日
白い薔薇の淵まで中山可穂読んでる - 2026年7月3日
BUTTER柚木麻子借りてきた読み終わったコンプライアンスが叫ばれ、配慮が求められるようになった昨今だが体型や顔かたちの美醜については未だにシビアな日本。そんな日本発のこの小説が、海外で話題になるのもなるほど頷ける。主人公・町田里佳の彼氏・誠は恋人に家事や料理を求めないとしながらもボディメイクについては努力を怠るべきではないと口酸っぱく言い聞かせる。カジマナの意地悪な「注文」のせいとはいえ食べることが楽しくなって少しぽっちゃりした自分の身体を愛せるようにまでなっていた里佳が自分の体型は元に戻らないかも、と言えばあっさり別れを選んだ。里佳はそれでも自分を愛してくれると信じていたのに。 誠自身もストイックに体型管理をしているのならわからなくもないが、自分も中年太りで努力しているとは言い難い。自分ができないことを相手に求めるのは酷くない?と思ってしまった。 体型や美醜に言及することに全く躊躇無い男性たちの姿を見るとやっぱり時代のせいかイラッとしてしまう。記者という職業のズケズケと切り込む無遠慮さも手伝ってのことだろうか。 梶井真奈子は独占取材を取り付けようとする女性記者の里佳にかぐや姫のような難題を突きつけ、彼女との会話の中で一種の友情のようなものが芽生えかけていたというのに、手玉に取れそうな男の記者にあっさりと全てを話し、獄中結婚にまで至るほどの関係になってしまう。「彼女を何とも思っていなかった」と語る地元の同級生男子が「私に惚れていた」と断言していたこともあり自惚れが多い人ではあると思うのだが、男の喜ばせ方を熟知しているのだろう。里佳も言うように、独占取材は端から何をされたとしても受ける気はなかったのだろう。若くて美しく、生き生きと生活している自分とは違う女性に復讐したかっただけで、全部織り込み済み、そこまで計算していたのだとしたら。本当に恐ろしい毒婦だ。 - 2026年6月30日
BUTTER柚木麻子借りてきた読んでる木嶋佳苗死刑囚がこの本に出てくる殺人犯のモデルということで興味をもったけども、人間の危うさみたいなものが見えてくる本だなぁと印象を受ける。気になったページにはしおりを挟んで2回目にそのページのフレーズを書き写すようにしているんだけど、栞でページが膨らんできてちょっと危険(借り物なので) いっそ全部読み返すべきかも?まさか私までカジマナに傾倒しかけているのか!? - 2026年6月26日
なみまの わるい食べもの千早茜1冊目を読んで3つ飛ばしで最新刊…順番に借りて読もうと思ってたんですけど、返した日に棚を見たら4冊目しかなくて😭 エッセイ本だからまあ大丈夫でしょ…と思ったら「詳しくは2冊目のこの話で」とかかいてあって…予約しとけばよかったです わるい食べものの感想はこちら https://www.reads.jp/posts/1436353 - 2026年6月25日
- 2026年6月22日
コンビニ人間村田沙耶香借りてきた読み終わった主人公の歪な人間性が理解できないと思いながらも一気に読み終えてしまった。 子どもの頃のまま衝動的に行動してしまう人間であれば犯罪者になっていてもおかしくはなかったもののコンビニのお陰でまともな生活を送れていたらしい主人公だが、18年ものコンビニバイト生活でも陰でなんと言われていたかは分からないなと思う。「シフトを埋めてくれて助かるとは思うし、仕事もできる人だけどなんか不気味よね」とかヒソヒソ言われていたかもしれない。 あんなに全員から疎まれていた白羽という『おかしな人』と付き合っている?と誤解したけれど「やめなさいよあんな男」と叱ってくれる人は誰もいなかったようだし…もしかしたら「あの人私の喋り方真似してくるんですよ、気持ち悪くないですかー?」なんて愚痴られていたかもしれない。 ルーティーンの中じゃないと生きられないのは苦しいことだけれど、彼女にいつか本当の理解者が現れてくれたらと祈るばかりだ。それは生涯を共にしてくれるようなパートナーではないかもしれない。それでも何処かにはいるだろう。 - 2026年6月21日
虫たちの家原田ひ香借りてきた読み終わった本編と同時並行でおそらく誰かの過去と思われる物語が綴られているのですが、語り手は主人公ではない。では誰のことなのか…と推理してみても、作中にはヒントと言われるものが見つけられずに混乱してしまう。二回目を読んで漸く内容が頭に入ってきました。 「この場所を護りたい」という大義名分の元に創設者の一人として決めた筈のルールを易々と破ってまで他人の過去を詮索しようとするテントウムシの気持ちがどうしても分からなかったのだけど、最後まで読むとなるほど、そうしたくなるように仕向けられていたのではないか。東京でアゲハの身辺を調べていた時に出会った元演劇部の少女が「あの人は演技が上手かった」と証言していたシーンからパズルのピースが繋がってぞくりとしました。 ミツバチの母が飛び降りてしまったのはミツバチの伝え方が悪かったせいだったのでは…? とはいえ、テントウムシは母親のミツバチ母への仕打ちも知らなかったのだと思います。多分ミツバチ本人を除け者にした過去については忘れてしまっていたのではないでしょうか。いじめられたり無視されたりした側は死ぬまで忘れられないが、当事者はあっさりとその記憶を失ってしまうものだから。 母親を失い、父親の寵愛を奪われたことだけではなく色々なものが積み重なって怨みを募らせる結果になったのだと思います。 様々な理由で社会から隔絶されてしまった女性たちの物語だと思っていたが、最後までちゃんと読んでみると一人の女に全てを失われた母親とその娘による復讐劇でした。主人公こそが諸悪の根源と言われてもおかしくないような… ミツバチ・アゲハ親子についても無関係の人間まで巻き込んであそこまでやるか…と思ったらゾワゾワしましたが、まあ、家庭をめちゃくちゃにされた相手だもんな…そうなるよな… やはり会話って大事なんですね。子供時代の2人がきちんと会話して仲良くなれてたらこんな悲劇は起きていなかった筈ですから。 追記 マリアは住人に虫の名前をつけていたけど、それはたぶん生態や特徴から「こういう性格の人でこんな過去があったから」だとラベリングしているからなのだけど、パソコンを使ってはいけないというのは名前の由来など簡単に調べられてテントウムシが排除に動こうとするのを分かっていたからなんじゃないかと邪推してしまう。最も秩序を重んじていたのはきっとテントウムシのほうだったのだと。 - 2026年6月15日
わるい食べもの千早茜読み終わった私は北国生まれ育ちで、小説を読んでいてもしかしたらこの作者さんとはどことなく感性が合うのではないか?と思っていたら道産子だったので「ビンゴ!」と思ったが、小学校低学年頃からアフリカに渡り4年も生活していたそうなので水道から出る水さえもそのまま飲めないようなワイルドな生活を送っていたらしい。 だからか…と思った。(確かに北海道出身者であっても全員が全員穏やかであまり争いを好まない、虫も殺さないような県民性を持った人ばかりではないかもしれないけれど)千早先生の文体には危険と隣り合わせの人生を送ってきた人ならではのギラギラしたハングリー精神を感じる。それは幼少期のほんの4年間だったとしても染み付いているのだと思う。生卵や牛乳が苦手だという「ナマモノ」への忌避感がそれを如実に表していると感じた。 彼女にとっての食とは「生きること」そのものなんだと思う。平和ボケして何となく手に入るものを咀嚼している自分とは、俗にいう「ステージが違う」というやつなのだろう。親近感を憶えるとかテキトーなこと言ってすんませんした、先生! 私はこの40数年で何十冊、何百…は言い過ぎかもしれないが沢山本を読んできたつもりだ。でも千早先生の言う「人生の宝物」になるような本には出会えていないような気がする。自分は平々凡々な人生を送ってきていて、小説の内容は常にどこか他人事として俯瞰して見ていたからだ。自分がここに放り込まれたら…などと考える余地もなかった。物語に介在していたくなかったから。壁でいたかったから。でも、大人になった今はちょっと勿体無いのかもしれないと思う。主人公の身体をちょっと借りて、冒険してる気分になってもいいんじゃないか。殺人鬼…にはなりたくないけど、小説の中でなら犯罪じゃないし。 今回食についてのエッセイを読んだが、最終的に本の読み方と自分の恋愛スタイルについて考えるきっかけになった。思わぬところに着地したけど、これはこれで楽しかった。 MBTIうんたら〜ではなく食事の仕方からその人の人間性や恋愛の仕方を読み取るみたいな診断があったら存外当たるかもしれないし流行るんじゃないかな、などと思うなどした。 - 2026年6月10日
細木数子-魔女の履歴書溝口敦読み終わった私はNetflixのドラマを見ていないけど、平成を彩った『悪女』の人生に興味を持って読んでみました。 全体を通してわかるのは、筆者の方は余程細木数子さんが嫌いだったんだろうな、ということでした。ざっくりまとめると「中学生で水商売に手を初めた」「カネにがめつく下品」「暴力団幹部の情婦をしていた」「生業としていた占いは師匠の丸パクリだったので縁を切られていた」「依頼者に墓石を売りつけるなど詐欺紛いのこともやっていた」などなど…これが真実だとしたら何故警察に目を付けられていなかったのか疑問に思う程の内容です。ドラマきっかけで書籍もバズり始めてるし、親族から訴えられたりしちゃうんじゃないのかな。 晩年に養子縁組し、養女となった細木かおりさんはとあるネット番組で「母が暴力団と関係があったなんて言われてるけど、そんなわけ無いです」とキッパリ言い切っていましたので、幾ら昔の芸能界にいた人とはいえ「黒い交際」はせめてデマであってほしいところです。 - 2026年6月10日
- 2026年6月8日
西洋菓子店プティ・フール千早茜借りてきた読み終わった洋菓子職人の祖父に似た頑固な職人気質のパティシエール、亜樹。弁護士の彼と婚約した彼女には幼少時に劣情を抱いていた美少女の友人がいて… 儚げでほんのり不幸な空気を漂わせていた珠香が結婚し、子宝に恵まれ、幸せそうな日常を送る姿を見せられ幻滅した亜樹だったが、後輩の澄孝に想いを寄せられている事には全く気がつかないくせに婚約者よりも仕事の話題で気を引いてくる澄孝につられて話し込む。 婚約者から冷静に「今の君とは結婚できない」と言われたら頭に血が上って「別れる!」とバッサリ斬り捨ててしまう。私が男だったらちょっと好きになれないかもなぁ… 亜樹の祖母と祐介は性格が似てるんだろうと思う。穏やかでふわふわしているようだけど、時々はっと気付かされるような言動をするような。 まだまだ危なっかしいふたりだけど、ちゃんと喧嘩して、認めあって生きていけばいいと思う。秘密は、秘めたままにしておいてもいいけれど。 あと、澄孝に恋するミナちゃんが矢沢あい作品に出てくるギャルとか地雷系女子みたいで可愛かった。今のところは上手く躱されてしまってるみたいだけど、報われてほしいな…! ほんの一部分にしかなかったけど、やはりこの作家は百合表現に長けている。痛々しいシーンだったのだけれど背徳的で、どこか耽美さもあり、どきどきした。 食べ物を官能的に描くのが上手いからなんだろうな… 千早先生はグルメエッセイ本を出されているのでそちらも読んでみたい。 - 2026年6月4日
犬も食わない千早茜,尾崎世界観借りてきた秘書課に勤めるせっかちで気の強いOLと、無口なブルーカラーの男の恋愛模様をリレー小説の形式で綴る一冊。 私には女性である福の側より、寧ろ大輔に感情移入してしまう部分があった。頭の中では「こういう言葉をかけてあげたらいいんじゃないか」「こうしたら喜んでもらえるんじゃないか」とあれこれ考えるのに、口を突いて出るのは素っ気ない響きだったりして。 しかし…嫌な経験をさせられた相手のことは可能ならば決して出会さない目に入らないように工夫して暮らすようにしているので、恋愛小説にありがちな「出会いは最悪だったのに!」という展開には決して共感できるところはなく、そこだけが残念だった。最悪な出会いから始まる恋愛は得てして最悪な終わり方をするものだというのに。そういうのが楽しいんだろうか?ちょっと分からない。 - 2026年6月3日
- 2026年6月2日
細木数子-魔女の履歴書溝口敦借りてきた読んでる2ちゃんねるなどを見ていると「この事務所は暴力団とズブズブ」とか書きこんであって、適当言ってんなーと怪しんでいたんだけど、こういうの読むと昔の芸能界って本当にそういうのもあったのかなぁと感じてしまう部分もある 幾らでも脚色できるしどこまで本当のことかはわからないけれども… 活躍してた当時からなんか怪しい人だなあとかなんでこの人こんな偉そうなの?って思ってたので疑問に感じていたことが解消されそう。ドラマのもとになったのは最近出た新書の方なので、そっちは加筆修正されてるところもあるのかな? - 2026年5月25日
あとかた千早茜借りてきた読み終わったOLの不倫を軸にして、色々な人たちの生き様が描かれる短編集。やはり千早先生は艶のある文章を書かれる方だと思います。表現的にはあっさりしているけど、その数行程度でも匂い立つような色気を感じる。想像をかき立てられます。私がムッツリスケベなせいじゃないよね? - 2026年5月22日
爆弾呉勝浩借りてきた読み終わった実写映画化されたクライムミステリ作品。 映画は未視聴ですが、リアルかつスリリングな描写で脳内に映像が浮かんでくるような小説でした。 登場人物の一挙一動がありありと想像できて、まるで映画化されるために書かれたのかと思うほどでした。 私は良い!と思った作品は脳内で勝手に映像が流れ出す事がほとんどなので褒めてます。 予約待ちでなかなか借りることができなかったのですがその理由もわかります。文庫化されたら蔵書に加えようかと思うくらい気に入りました。2も読みたい。 - 2026年5月20日
爆弾呉勝浩借りてきた読んでる映像化されるほど人気の作品ということで、ずっと気になっていたのでやっと借りられて嬉しい。 しかし、順番待ちがいるので他に借りた2冊と合わせて2週間で返却しないといけなくてゆっくり読めなさそうだ。読みたい本が多すぎるので一度に3冊選んでしまったのは痛いなー 同時並行読みとかできればいいんだけど、どれがどの話か分からなくなるから私は不得意なんですよ…… 交互に読んだりできる人すごいなあ - 2026年5月20日
読み終わった現代日本を舞台にダークなおとぎ話を描いた作品集。いじめ、不倫、児童虐待、性風俗など社会の闇が切り取られているが、地の文がとにかく艶かしく描写されている。 白雪姫をモチーフにした『カドミウム・レッド』において、叔父が主人公に果物を食べさせる場面で、魅力的に見える顎の角度を意識しながら掌の温度で生温くなった果肉を舌で潰し、果汁を飲み下す様がまるで官能小説のようにエロティックに描かれているので、自宅以外で読むとドキドキしてしまう程である。 また、この作品で7人の男たちを誑かす悪女として描かれている主人公だが、叔父の妻である『美智子先生』に対する感情は嘲りだけではなく、もっといびつなものを感じた。男は自らを飾り立てるためのアクセサリーに過ぎず、自らを刺し殺そうとする女性の殺意に歪む表情を「美しい」と表現した彼女が真に求めるものこそ美智子先生本人だったのではないだろうかと、私はそう解釈した。 美術にはあかるくないので、絵に取り憑かれた主人公が醜い物こそ美しいと感じたというのが本当のところなのかもしれない。しかし作者が「これはこういう意図で書いてます」と逐一解説してくれるわけではないので これは究極の百合作品であると受け取るしか私にはできなかったのが少し悔しい。女が女に向ける愛憎とはそんなに単純なものなのだろうか…文庫化されているようなので買い直し改めて考察を深めてみたいところだ。
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