
碧の書架
@Vimy
2025年3月25日

夢みる葦笛
上田早夕里
読み終わった
読了!積読していて今頃。それというのも「上海灯蛾」が文庫になったねーって友人と話している流れで、この本を積読してる事を話したら、「その中に前日譚載ってるよ?」って言われたからでした…。
数ページ読んだだけですでに面白い…
しかも未読の異形コレクション収録作品が入ってた…
なぜ私はこれを読んでいなかったのか…w
短編10作が収録されています。確かにこれはSFだと思う宇宙探査のお話や、オカルトか民俗学っぽいと思うお話、歴史モノかと思ったらSFだったお話など、こんな贅沢でいいのかと思う作品が詰まってました。
面白くて途中から冷静に読めてなかったのですが、別離を感じさせるものが多かったかなと思います。楽しかったスッキリ!ではなくて、切なさや祈りのような余韻が残りますね。
1番好きなのは「滑車の地」。私の好きな、他の世界線を一時覗いているような、始まりの説明が少なく終わりが唐突でこの後どうなるのー?!ってタイプのお話ですw空飛ぶ道具やウネウネする生物がスチームパンクっぽかったですね。脳内映像は茶色灰色鉄色で再生されてましたw
表題作も良かったです、これはラストに爽快感がありました。破滅の未来かもしれませんが。
そして上海フランス租界!あぁーこういう話なんだ…これは三部作も読みたい…ってなりました。
いやぁ1冊まるごと面白かった。大満足。


