夢みる葦笛

7件の記録
- sowa@sowa10062025年4月15日読み終わった短編10篇 10個どれも面白いという稀有な短編集 特に良かった短編 楽園(パラディスス)、完全なる脳髄、アステロイド・ツリーの彼方へ、滑車の地 人間の理解し合えなさに対する意識の融合という題材が正面から出てくる「楽園」は一番自分の興味と合っていた
- 碧の書架@Vimy2025年3月25日読み終わった読了!積読していて今頃。それというのも「上海灯蛾」が文庫になったねーって友人と話している流れで、この本を積読してる事を話したら、「その中に前日譚載ってるよ?」って言われたからでした…。 数ページ読んだだけですでに面白い… しかも未読の異形コレクション収録作品が入ってた… なぜ私はこれを読んでいなかったのか…w 短編10作が収録されています。確かにこれはSFだと思う宇宙探査のお話や、オカルトか民俗学っぽいと思うお話、歴史モノかと思ったらSFだったお話など、こんな贅沢でいいのかと思う作品が詰まってました。 面白くて途中から冷静に読めてなかったのですが、別離を感じさせるものが多かったかなと思います。楽しかったスッキリ!ではなくて、切なさや祈りのような余韻が残りますね。 1番好きなのは「滑車の地」。私の好きな、他の世界線を一時覗いているような、始まりの説明が少なく終わりが唐突でこの後どうなるのー?!ってタイプのお話ですw空飛ぶ道具やウネウネする生物がスチームパンクっぽかったですね。脳内映像は茶色灰色鉄色で再生されてましたw 表題作も良かったです、これはラストに爽快感がありました。破滅の未来かもしれませんが。 そして上海フランス租界!あぁーこういう話なんだ…これは三部作も読みたい…ってなりました。 いやぁ1冊まるごと面白かった。大満足。