
柏書房
@kashiwashobo
2026年6月8日
たった一人の読者を生きる
荒井裕樹
出版社より
「この本を作りたくて転職しました」。
5年前、『まとまらない言葉を生きる』という本を出した時にそう綴りました。この社会で、肺の奥まで呼吸しやすくしてくれるような、そんな言葉との出会いはまだ可能か?そんな探究でした。その後いくつもの戦争が始まり、個の領域は狭められ、息苦しくてたまらないのに、それでも声をあげないといけない毎日です。
そんな中で、〈この私〉にとって本当に大切なものは何か?を見つめ直したのが本書です。
自分を大切にすることが、他者との連帯の可能性を拓く。そんなことを教わりました。
――担当編集が ひとりでひっそり 読んでほしい本
─────── 🪑───────
読むべきとされている本、読んでおいたほうがよさそうな本に囲まれるうちに忘れていた、「やたらとわくわくしたあのときの読書のこと」をいくつも思い出していました。
気付けばこれまで知らなかった本にためらいなく自然に手をのばすようになり、そして誰が評価しているかわからないその本を買うときに、「自分のために買っている」とまっすぐに思えるようになりました。
この本をひらくたび、きっとこの小さな心の動きを思い出す予感がしています。
――担当営業が いちど立ち止まりたい方 に読んでほしい本
─────── 🪑───────
ロングセラー『まとまらない言葉を生きる』を著した「声の小さな文学者」が新たに綴るのは、これまで語られてこなかった「たった一人の読者を生きる」という経験について。小さな「自分」を守ることで、誰かとつながる12の内緒話。










