
瑞白青維
@suityu_sora_aogu
2026年6月8日
さよならジャバウォック
伊坂幸太郎
買った
読み終わった
主人公と共に現実を疑いながら突き進む物語。これは混乱故そのように描写されているのか、それとも現実だと思っているこの世界そのものが何かおかしいのか。読みながら違和感を覚え、解決できないまま次の違和感と出会う。その連続でした。でも物語は面白いし、残りの頁数はどんどん少なくなっていくし、どんな結末になるの?とラストが本当に予測不能でした。物語の中で一貫して存在感を放つのが主人公の家族への思いで、現実が揺らいでもしきりに息子の名を呼ぶ姿に、もうそこにしか縋るものがないという藁にも縋る思いと、親としての主人公の愛情深さを感じました。きっとその思いに救われている人がたくさんいる。主人公は知らぬ間に世界を救っていると温かい気持ちになりました。

