
瑞白青維
@suityu_sora_aogu
なるべくネタバレのないように感想を書き残していきたいと思います。
- 2026年8月24日
グラスホッパー伊坂幸太郎買った読み始めた - 2026年8月23日
プレゼント伊坂幸太郎,宮部みゆき,恩田陸,梨木香歩,江國香織,町田そのこ,米澤穂信読み終わった買った「心に染み入る物語、贅沢セット」といった1冊。現実的な物語から近未来的物語、SF、日常にふと現れる不思議に関する物語などなど、作者様によっていろいろな要素が詰め込まれていて、どこから読んでもたくさん楽しめる1冊でした。私は一番最初に伊坂さんの物語から読み始めたので、それもあって、また、こういった話がかなり好きなのもあって最も印象に残りました。短い文章に長い時間をぎゅっと閉じ込めることも、読者にそれを感じさせることも、すごすぎて、感動してしまってうまく言い表せません。文章って本当に素晴らしいと思いました。 - 2026年8月11日
GOATチョン・セラン,小川哲,尾崎世界観,市川沙央,西加奈子買った読んでる・『ディヴァイン』 「やってやれやってやれ!」と私の心は大いに盛り上がった。尽くしたり包んだり受け止めたりだけが愛じゃない。愛って本当に難しい。でも強くなるのも毒を吐くのも愛だと思う。愛って本当に難しい。 ・『音の心中』 自分の音を聴きたくなった。いつも一緒にいるのに、私の意識は私の物理的な情報をあまり知らないなと改めて思った。見えないものはないことになってしまっているのかもしれない。 ・『嘔吐』 気持ち悪いという思いと、心理的ダメージによる身体的な反応を一言で表しているのだろうか。推測と憶測が入り交じると大事な人の気持ちが置き去りにされていることに気づきにくくなるのだと思う。最後の言葉にふっと笑ってしまった。面白かった。 ・『【ア】【イ】』 二人の話であり集団の話。分からないことも多いけれど、SF映画の一場面を見たようなワクワク感と満足感がある。何かを積み重ねた記憶が大してないのに特定の人物への気持ちが高まるのは何故なんだろうと考えさせられる。紐解くことで何かを得られるのか、失うのか、失うのだとしたらその気持ちって何者だったのか。 ・『念の為』 ひとつの行為に対する見方は立場によって全く異なる。偏見もあるかもしれない。思い込みがそのような形で表れるのかもしれない。でも思いやりがあればこうはならなかったように思う。ラストによっしゃと思った。 - 2026年8月11日
灯台守の話ジャネット・ウィンターソン,岸本佐知子読み終わった買った私自身が海外文学に触れること自体あまりなかったため、一度で全てを理解することは難しいと感じた。また別の機会に向き合えば違う感想を抱けそうな気がする。海外文学を読むことにまずは慣れたい。 なかなか難しいとは感じつつ、ピューとシルバーのやりとりに滲む愛情には温かい気持ちになった。この日常を手放したくないとシルバーが思うように、読みながら私も手放してほしくないと思った。シルバーはピューと出会い、人を信じることを体験を通して学んだのだと思う。物語を得て、自分をもその一部とすることで心細くとも世界を生き抜くことができたのかもしれない。ダークの話には憤りも感じたが、誰か、彼が子供の頃に語りかけてくれるような誰かはいなかったのかと切なくもなった。また読みたい。理解したい。 - 2026年8月1日
けんぐゎい朝倉かすみ読み終わった買った表紙を見て「妖怪の話かな…?」と勝手に想像を膨らませていたが「怪物達」の話だった(と個人的には思っている)。生々しい描写に痛ましさや怒り、それと同等かそれ以上の背筋がぞわぞわする感覚を覚えた。これは小説、この話は物語、と頭の半分で考える一方、もう半分では人間があまりにリアルで人物と現実とを重ねて見ることが度々あった。人生、生き方、生かされ方…様々な角度から生きることについての問を投げかけられているように感じられた。 読後じわじわと思い出されたのは救いの場面だった。役割としての価値ではなく、「ただそこに在るだけで善い」と認めてもらえることがどれほど心を救ってくれることか。認めてほしいという気持ちは時代問わずに在ると想像するものの、現代よりも「生きる」ことそのものが難しかった時代にそれを表明したり、認める言葉をかけること受け取ることは共に難しく、だからこそ人生そのものを変えてしまうほどに心に深く響いたのでは…と考えてしまう。重い話だけれど、描写や本当に愉快そうに話す人物達のおかげで軽やかに読めた。 - 2026年7月31日
ゾンビ回収婦小砂川チト読み終わった買った私の仕事を認めてほしい。感謝してほしい。ありがとうと言ってほしい。建前を捨て去った剥き出しの本心の描写は恐ろしくもあり、でもその孤独には少なからず共感もできる。虚構世界のお仕事だろうと、仕事を奪われた失意の中で役割を得た彼女の安心感は計り知れない。その先に愛を知れば、虚構こそが現実を超える価値を持つことになるのだろう。私は1度ではまだ理解が追いつかない部分があるけれど、分からなくても読み進めたい気持ちが読めば読むほど膨らんでいった。近いうちにまた読みたい。 - 2026年7月18日
ほんとうのことを書く練習土門蘭読み終わった買ったお手紙を読んでいるような気持ちで読めるあたたかな1冊でした。ずっと読者に語りかけてくれるような文章が印象的です。文章の書き方についての勉強の気持ちで読み始めましたが、文章というひとつの表現方法と向き合うにあたって大事なことについて丁寧に書かれていました。文章に起こすとは思考や感情に形を与えること。心を書き記していくことだからこそ、自分と深く向き合うことでもあるのだなと、本書を読んで改めて考えました。 - 2026年7月18日
やりたいことが見つかる 世界の果てのカフェジョン・ストレルキー,鹿田昌美読み終わった買った大事な気づきを与えてくれる1冊だと思いました。きっとこの先も何度も読み返すと思います。自分が持つ時間は永遠のものではなく、いつまで続くかも分からない不確かなもの。だからこそ、もしやりたいことがあるのなら今日から取り組めばいい。自分の存在理由を問えば、時間の使い方も変わる。そういったメッセージから勇気をもらえて、ちゃんと立ち止まって問の答えを探したくなりました。生きることに必死だからこそ見えなくなってしまうこともたくさんあることを改めて意識しました。 - 2026年7月13日
月の立つ林で (ポプラ文庫 日本文学)青山美智子読み終わった買った人と人とは思いもよらない形で出会い、関わり、時に傷つけることもあるけれど、時に助け合うこともある。それを月の物語を通して知っていく物語。大事件ではなく、誰もが日常の中で胸に持ち歩く寂しさややるせなさにやさしく光が降り注ぐような物語から目が離せませんでした。誰かの努力が知らずのうちに誰かを救っている。読者だからこそ分かってしまう場面だけれど、「この人のこの時にあなたがいてくれてよかった」「あなたの努力が誰かに届いているのは私がちゃんと知っている」と、読者さえも支え合う物語の枠組みの中に入っていってしまうくらい登場人物が魅力的でした(言いたいことがうまく言えているか少々心配)。 - 2026年6月27日
転職ばっかりうまくなるひらいめぐみ読み終わった買った帯に「明るいドタバタ転職のすすめ」と書かれていたけれど、私には痛みを感じる場面の方が多かったです。描き方のおかげで重さを軽減されているようには感じるものの、起こる出来事に対しては「ひどい!」とか「許せない!」といった感想を抱くこともありました。でも作者様が1つ職場を経験される度に多くのことを考え、自分と対話しながら次を目指される姿は痛みを抱えながらも勇敢で、とても輝いて見えました。 不満はありつつも、転職ではなく1つの職場に居続けることを選ぶ方も多いと思います。今の職場か、転職か。その選択肢が目の前にある時、結局どちらを選んでも自分で選んだ正解にしていくしかないとは思います。けれど転職をすれば新しい世界が見える可能性があり、先行きの不安はあれど世界は広がる。世界が広がると思いがけない可能性と出会うこともできる。そういった希望と、「怖いかもしれないけどなんとかなるかもよ?」といった、肩にぽんと手を置かれるようなメッセージをもらったような気がします。 - 2026年6月22日
- 2026年6月22日
サンショウウオの四十九日朝比奈秋読み終わった買った姉妹の意識、記憶、感覚が混ざり合い、境界線なく斑に溶け合ったそれらが現れては消えていく。不思議な心地を”読む”形で体験していく読み手は、まったく同じではないにしろ、2人の体験にほんの少し近くて限りなく遠い経験を仮り体験させてもらっているのだろうと思いました。小説ですが手記やエッセイに近いような印象も受けました。淡々と記されていく日々に現実的な静けさがあるような気がします。読む回数を重ねると姉妹の思考についてまた違った捉え方ができるのかもしれない…。 - 2026年6月17日
777 トリプルセブン伊坂幸太郎買った読みたい - 2026年6月15日
文豪ストレイドッグス(探偵社設立秘話)春河35,朝霧カフカ読み終わった買った1話読み、少し期間を開けてもう1話読みました。漫画・アニメを先に見ていたため、絵や動画として見ていたあの世界が文章ではこのようになるのか!と、物語の内容と媒体の違いを同時に楽しめてしまう贅沢な時間を過ごしました。福沢さんの心情が忙しなく動いている様子が印象的で面白かったです。「凛とした佇まいで決して揺らがず…」といった、漫画での物語開始時点の彼も本作の延長線上にいるのだから、内心では細々としたことを考えているのでは…?と想像しました。他媒体で見る時とは違った形でキャラクターの魅力を知ることができ、それによって彼らをほんの少し身近な存在に感じることができたように思います。 - 2026年6月8日
さよならジャバウォック伊坂幸太郎読み終わった買った主人公と共に現実を疑いながら突き進む物語。これは混乱故そのように描写されているのか、それとも現実だと思っているこの世界そのものが何かおかしいのか。読みながら違和感を覚え、解決できないまま次の違和感と出会う。その連続でした。でも物語は面白いし、残りの頁数はどんどん少なくなっていくし、どんな結末になるの?とラストが本当に予測不能でした。物語の中で一貫して存在感を放つのが主人公の家族への思いで、現実が揺らいでもしきりに息子の名を呼ぶ姿に、もうそこにしか縋るものがないという藁にも縋る思いと、親としての主人公の愛情深さを感じました。きっとその思いに救われている人がたくさんいる。主人公は知らぬ間に世界を救っていると温かい気持ちになりました。 - 2026年6月7日
天使の囀り貴志祐介,酒井和男読みたい - 2026年6月7日
ヨモツイクサ知念実希人読みたい - 2026年6月4日
イン・ザ・メガチャーチ朝井リョウ買った読み始めた - 2026年6月4日
ムゲンのi(上)知念実希人買った読みたい - 2026年6月4日
盾と矛方丈貴恵読み終わった買ったタイトルの「盾と矛」を様々な場面で思い出しました。立場、人間関係、役割分担、精神性、身体能力…それらの要素が絡まり合って生まれる物語のなんと痛快なことか。「なんだこいつら、おもしれー!」と文章を追いかけながら何度言ったことか。「この人たちはこういう特徴を持っているんだけど、それよりこっちよ!」と言われているようで、本当に楽しみながら読み終わってしまいました。物語の真ん中に住む友情の重さは計りしれず、確かに友情なのだけれどもっと名付け難い何かのような気がしています。続編はいつか出るのでしょうか。読後も「こんな時、彼らはこう動いたりしないかな?」とつい想像してしまいます。
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