
阿久津隆
@akttkc
2026年5月26日
読んでる
p.157
ベイヤードが身をかがめ、その前腕が緊張するのをサイモンが見ると、車は鈍い雷鳴のような音を立てて後ろへと吐き出され、荒れ狂う埃まみれの蔓となり、まるで速度が灰褐色の渦巻く嘔吐となっているかのようだ。路傍の青葉は堅いトンネルとなり、とぎれることなく流れていく。
スピード! という感じで、速そうでかっこいい描写。サイモンは車を降りて、ベイヤードは広場まで走って、するとマッカラムという友人と出会って食堂の奥の部屋に入った、そこでマッカラムは密造酒を取り出して、ヘンリーという人がつくったものなのだそうで、ヘンリーって、『サンクチュアリ』のあの家のやつだっけ、と思う。ベイヤードは「行儀よくしているのはもううんざりだ」と言って戦争の話を始めて、ベイヤードが行儀よくしていた試しなんてあっただろうか、と思いながら読んで、ベイヤードの話は止まらなかった。