
キズ
@kotodama
2026年6月7日
博士の愛した数式
小川洋子
読み終わった
彼の心の根底には、いつも自分はこんな小さな存在でしかないのにと言う思いが流れていた。
数字の前でひざまづくのと変わりなく、私とルートの前でも足を降り、頭を垂れ、目をつぶって、両手合わせた。
博士はリボンを解き、何も語らず、まるでそれがルート自身であるかのように、あるいは素数そのものであるかのように、愛しくカードを胸に抱き寄せた。
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ものすごく暖かい物語だった
忙しなく生きていると忘れがちになる
当たり前の愛、当たり前の尊ぶべきことを
改めて教えてもらった、気づかされた物語だった。




