キズ "卵の緒" 2026年6月8日

キズ
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@kotodama
2026年6月8日
卵の緒
卵の緒
瀬尾まいこ
すごくおいしいものを食べたときに、人間は2つのことが頭に浮かぶようにできているの。 1つは、あぁなんておいしいの生きててよかった。 もう一つは、あぁなんておいしいのあの人にも食べさせたい。 たまにはいつもと違うことをしてみる余裕が必要。 たまに外れたことをしてみないと物の重要度がわからない。 学校は大切。休んじゃいけない。 でも学校休む事はたかが知れている。 大した事ないってことも大切だったことも そのことを被ってみないとわからない。 ──────────────────── ・母親は刑務所に入ったり、 愛人の子供だっていじめられたり、 そういうことではしたくならないよ。 そういうのって死んでまで僕は解決しなきゃいけない ことじゃないし。 ・大丈夫。明らかな弱点を掲げると、 みんないじめたりしないし、 小学生だって同情するの大好きだから。 ・子供は大人に気に入られないと生きていけない。 1人じゃ何にもできない。食べるものも住む場所も 1人じゃどうにもできない。 ・人付き合いなんて、テクニックを使えば、 意外と単純なもの 1人になるのは平気だった。 七生がいなくなるのは怖かった。 七生がすぐそばにいることに慣れてしまっていた。 私の日常にはしっかり七生が染み付いている。 2人きりで過ごした時間が長すぎた。 2人きりで乗り切ってきたものが多すぎた。 誰ともつながっていないのは寂しい。 恋や愛友情は美しかったり強かったりするけど いつ切れたっておかしくないつながりだ。 お母さんは私を1人にはしなかった。 遠く離れていても、憎しみあっていても、 お互いの存在すら知らなかったとしても、 私と七生はつながっている。 お母さんは私に儚さのないつながりを残してくれた。 ─────────
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