白玉庵 "証言・北朝鮮帰国者 祖国に渡..." 2026年6月9日

白玉庵
白玉庵
@shfttg
2026年6月9日
証言・北朝鮮帰国者 祖国に渡った「在日」はどう生きたか
『分断八十年』から続けてこの本を読んだのはよかった。というか、韓国は韓国で苛烈な戦後から現代の歴史を持ち、北朝鮮も韓国とは全く異なる歴史を持ち、統一はもちろん茨の道だけれども、二体制一国のようなあり方も、ここまでの体験をした国で果たして可能なのかと暗澹としてしまった。 時系列を輪切りにして、インタビュイーがその時にどんな暮らしをしていたかを語る構成が、自分が追体験しているようなリアルさがあり優れていると思った。帰国した人も、日本に残った人も、どちらも本当に厳しい人生になってしまった。そうさせてしまった日本人側として、じゃあどうするのか、という問いが残る。 政治的にはニュートラルな立場を取られていると感じた。しかし勝共連合や統一教会からどれくらい距離があるのかはわからない。(一ヶ所、勝共連合へ繋がる記述はあった。)プロパガンダではないか、と用心しながら読むのは、結局どっちつかずの曖昧な態度になってしまいがちなのでよくないのだが、その視点を捨てることもできず、とにかく色々苦しい。でも読んでよかった。
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