
都築
@tuduki_03
2026年7月18日
空をこえて七星のかなた
加納朋子
読み終わった
星や宇宙が好きという軽い気持ちで手に取ったら、想像を超える構成でただただ感服した一冊。
5話目までは、星や宇宙にまつわる多種多様な話たちを集めた本なのかと深く考えずに読んでいたので、6話目、特に最後の一文でやっと気づいて思わず声が出てしまった。
それまではバラバラだった各話が7話目で繋がるというまさに星座のような構成がなんとも巧みで堪らない。
後から思い返せば、主要人物なのに名前が出てなかったり、性別が明言されていなかったりと、最終話に回収するために隠されていた部分はたくさんあったことに気づいた。
個人的には5話目単体の話の流れも好き。
物語上での現実と創作の境界がうまくぼかされていて、後半は語り手と一緒に混乱してしまった。
解説で北極星とそれ以外、世の中は平等ではないと書いてくれていたのになんとなく救われた。
自分もどうせ北極星にはなれないけど、それでも輝けるような人間でありたい。
