
きん
@paraboots
2026年6月10日

キッチン
吉本ばなな
読み終わった
若い頃、というか小さい頃、この本は書き上がっていて、そして映画化もされて、すっごい有名だった
有名だったから、なんとなく読みたくなかったし、読む気が盛り上がらなかった、ずっと、買って本棚に入っていたのに、ずっと
早く読めばよかった
月並みなこと言うと感動した
それは泣くとか胸が締め付けられるとかセンチメンタリズムだとか、単なる言葉を超えて
実際、涙は出なかったし、じんわり言葉にならない思いがいわゆる読後感としてしっかりある
大切な人が亡くなったり、自分の周りからいなくなっても、それでもひとは生きてゆかねばならないし、お腹も減る
当たり前のようなことだけど、それが妙に心に響く
性別は違っても、そして中年になっても、気づけば主人公みかげやさつきに寄り添ってしまう
そして心の柔らかい部分にそっと触れられる気持ちがした
まだ感動できる心がぼくの中にもあるんだなと思うと、味わい深い気持ちになる
追記
これが書かれたこの当時は、こう言う書き方が流行ったのかなと思うような口語体で、三つの物語は書かれている
平易でいて、語り口調の一人称単数という形で主人公の視点を描かれている
そのため脳内で想像しやすく、あ、これは映像作品だわって思いながらなんとなく勝手に大林宣彦監督ならどう撮るだろうとか妄想しながら読んでいました
昭和世代ならまだしも、令和の時代の人でも、同じように感動するのだろうか





