jaguchi "デイジー・ミラー" 2026年6月10日

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@jaguchi87
2026年6月10日
デイジー・ミラー
デイジー・ミラー
ヘンリー・ジェイムズ,
小川高義
・デイジーは立ち去りかけて、顔だけはウィンターボーンに向け、にこやかに扇を揺らしていた。「では、おやすみなさい。がっかりしてもらえましたかしら。もう頭に来た、みたいな」p.53 デイジーは19世紀ではなく、現代に生きていたとしてもおそらく「奔放な女」に類される。(と考えてしまうのは私が旧弊なのか?) ここ数年読んだアンナ・カレーニナ、ゴリオ爺さん、そして本作、私は小説における近代の社交界の描写が好きなのかもしれない。もちろんその華やかさにではなく陰湿さに惹かれている。 いわゆる恋愛小説、みたいなものを私の頭では理解できないことが多いのだけど、この小説に描かれる男女の会話の機微、女を挟んだ男と男のやり取りにはぞくぞくさせられた。
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