いち。 "美澄真白の正なる殺人" 2026年6月9日

美澄真白の正なる殺人
「私はとても驚いた。だって私は笑っていたのだ。」 警官である父親に影響され、正義の味方を志す美澄真白は、かつての親友、紫音と8年ぶりの再会を果たす。真白は紫音が闇を抱えて生きていることも知らずいたが、身体の傷や彼女の母親の姿を見て違和感を感じていく。正しさとは何かを自問自答し、大切なものを守るために、彼女はいま大きな決断を下そうとしているーー。 他人の異常行動や思考を目にした時、正面から崩すことは難しい。それゆえに手段が大胆かつ強引になってしまう。そんなつもりがなくても、そうするしかない状況に陥った時どうするか、美澄真白に宿る自分は二の次でいいと考える行動に、正義の味方という曖昧な目標に、善意だけが含まれているわけではないと理解する。トロッコ問題で、助けるときに1人か多人数かを選び取るように、何が正しいかわからないような問題があるのは当然なのかもしれない。選択肢とは何かを決めるためのもの、だから決断していく必要がある。
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