積読家 "イン・ザ・メガチャーチ" 2026年6月10日

積読家
積読家
@tsuntsundondon
2026年6月10日
イン・ザ・メガチャーチ
現にアイドルのオタクをしている自分にとってズブズブと刺される内容だった。オタクの習性について、そこまで冷静に分析しなくてもいいじゃないですか…と狼狽える気持ちになった。 オタ活でお金を積みたいと衝動的な気持ちになるたびに、この「イン・ザ・メガチャーチ」を読んで冷や水を浴びたい。 かつてアイドルのオーディション番組からそのままデビューグループにハマった経験があるからこそ、読みながらすごく恥ずかしさと納得感があった。 この本はフィクションではあるけれど、あまりにリアルに、かつ分析的に書かれているため、現代ルポを読んでいる気持ちになる。 タイトルにもあるように、表は「推し活」だが、その背景にコミュニティと信仰はあるように思う。特に特定の宗教がメジャーではないこの国においても、自分の視野を狭めて行動させてくれる信仰が必要であることは自然なことだと思う。 あと、大人にとっての「友達」の定義を以前からたまに考えていたが、今回も考えさせられる。ドッジボールや鬼ごっこなど身体的な体験を共有できる相手ではない。何かしらの共通性が必要であり、関係を築けると相手の弱みを労るケアの関係でも徐々にできるのではないだろうか。職場の人も「同じ組織、業務」という点で共通性はあるのだけど、自然に「友達」にはなり得ない。この違いなんだろうと思った時に、「感情(情動)」のやり取りが含まれているかどうか、がポイントになるように思った。まあ、その感情がマーケティングに良くも悪くも利用されているのだけど。楽しいだの、寂しいだの、感動するだの、ムカつくだの、面白いだの、きついだの…安心して感情を発して、安心して感情を受け止める。このやり取りが成立できる関係が「友達」なのかなと私は思った。この友達の関係を作りやすいのが、「コミュニティがある信仰」なのかもしれない。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved