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積読家
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@tsuntsundondon
  • 2026年6月30日
    一冊でわかるイラン史
    イランの地域に限定した世界史の教科書、という感じ。 「いつ、誰が、何をした」という史実が中心であり、その背景にある原因や人の心理はサラッとしか書かれていないため、読むものとしての面白さはそれほどだった。 私は歴史を覚えることが目的ではなく、イランの歴史的流れをなんとなく知るために読んだが、とても大雑把な印象だと、「有力者たちが、争いに勝って文字通り特定の地域に対して力を持ち、また争って負けて滅亡する」この繰り返しに感じた。 長い歴史の中で、土地もまとまらない統率者もまとまらない、栄枯盛衰が短いスパンで繰り広げられていて、長く安定した時代はあまりなかったんじゃないかと思った。もしイランで育ったら、この歴史を学ばないといけないのかと思うと勝手に億劫な気持ちになるほどである。 それくらい、争いは身近であった。そして力を得るため自分を守るために、相手を出し抜く・攻撃することはせざるを得ないことだった。 あと、ヨーロッパ諸国、特にイギリスとロシアがイランに対してガチャガチャやりすぎ。君らのせいでイランはずっと安定してないんだぞ、と率直に思った。今のイランの現状を、ただイラン国内のせいにすることはできない。特にイギリスとロシアは何かを言える立場ではないだろ、と思う。 あと、トランプ。2018年核問題の包括合意から離脱したことが現状を引き起こしたことを知り、絶望的に思った。何が世界の平和のための大義だ、お前が始めた物語じゃないか。 世界の歴史はどうしても国同士の干渉が起こる。だからこそ、「なぜあの国はあんなことをするのか」とただ相手を責めるのではなく、歴史を知る必要があることを学んだ。
  • 2026年6月30日
    ぜんぜんダメでパーフェクトなわたしたち
    作家・演出家である山田由梨のエッセイ。「作りたい女と食べたい女」の脚本家らしい。私はあいにくドラマを観ていなかったが、夜テレビをつけた時によくやっていたので、少しだけ観ていい雰囲気のドラマだなと思っていた。 エッセイはクスッと笑えるものもあれば、刺さるものもあった。特に著者も「勇気がいった」と言っていた冬季うつの話は私も考えさせられた。平常どれほど仕事に精を出し、大切な家族もいて、かつ自己肯定感高くても、冬シーズンになれば仕事をセーブしないしけないくら調子が落ちる。私が印象に残ったのはその先のことであり、冬季うつになる自分を理解した上で「そうなってしまうよね」と認めていることである。受け入れるほど積極的にはなれなくても、認めること自体が自分の気持ちをずっと軽くすることもあるように思う。自分が自分を許すことができたら、できそうで案外難しい。でも、自分のことだからこそ意識できるし取り組むことができる。タイトルの「ぜんぜんダメで、パーフェクト」が、取り立てて自分のダメなところを明るく肯定するわけでもなく、でも謙虚や厳しさも傍において「パーフェクトだよね」って私も言いたいし、みんなで言い合いたいなと思った。 印象に残った引用 「頑張れるときと、頑張れないときは確実にあって、しかもそれには明確な理由なんてなかったりする。わたしのように、季節に左右されることだってある。そういうときに、人と比べることの無意味さにも気づいた。」 「誰かの力になりたくて、助けたくて、ボランティアに来たのに、わたしはもらってばかりだった。誰かの力になるには、全然無力だし、助けるなんておこがましかったことを知った。」 「夢を叶えることが素晴らしいことなんだとしたら、叶っていない状態の今はなんなんだろう。夢のための伏線だろうか。人生は全部本線じゃないだろうか。 夢を持つことは、希望と表裏一体で、現状否定につながることでもあるのかもしれない。夢は持ってもいいけど、持たなくても全然いい。」
  • 2026年6月26日
    絶望しかけた女子のための世界史
    絶望しかけた女子のための世界史
    歴史上で語られず、抹消された女性たちの功績・悲劇・抵抗などをジャーナリストがさまざまな研究や資料を集めてまとめられた著書。歴史的観点からのフェミニズム本。 戦争が起こった中世からはイメージがつきやすかったが、先史時代から文献をもとに考察しており、私にとって考えてもみなかったことだったので、驚きと少々の戸惑いを抱いた。 また、歴史に名を残したとされる芸術家が男性ばかりで女性が排除されていたこと、そもそも教養として学んだ歴史は男性ばかりだったこと自体に気づいていなかったことに私は衝撃を受けた。男性性の支配力を保つために女性がこれほど排除されていたのかと憤りを感じるのと同時に、先人たちが命の危険もある中で必死に抵抗して人としての権利が奪われた状態から徐々に取り戻してくれたことを感じた。知らなければ、感謝すらできなかった。 ただ、読んでいて一番辛かった箇所は、戦時中女性がレイプをたくさん受けたことである。若い女性だけではない、72歳の方までレイプを受けたのである。それがどれほど恐ろしく、屈辱的なことか。レイプをする相手も敵国の兵とも限らず、自国の兵が他の男に自分の男性としての優勢を示すためにレイプする。女で生まれた以上レイプされることが当たり前だった状況があったのだ。それが戦争だ。読んでいて辛かったし、悔しかったし、今世界で起きている戦時下で起きているかもしれない可能性が心に重たくのしかかった。 今でもこの国の無意識にある男尊女卑の構造をまじきしょいと感じていたが、もっとずっとキショいことが世界中であったことは、私にとって「知りたくなかったけど知らないわけにはいかない」という重たい史実であり、この著書を読むのも気が進まないながら手を止めることはできなかった。ただ、読めて良かったと思う。 印象のに残った引用👇 この暴力の使用は、男性性の対立も示している。強姦された女性の後ろには男性がいる。これが性暴力のもう一つの特徴を説明することになる。犠牲者の女性は何歳でもいい。対象は村の若い女性と、絶対に信じてはいけない。犠牲になった女性の年齢は一二歳から七二歳、なぜなら重要なのは、それがフランス人男性の妻か、娘か、母であることで、その後ろにいる男性に屈辱感を与えることだからだ。これは戦争で生まれる男らしさの危機を深刻にする要因の一つである。
  • 2026年6月25日
    愛してるって言えなくたって
    率直にカバーのイラストが刺さり、ミーハー心で読んだ作品。 中年男性設定である主人公はかなりの読書家で、年齢や性格も相まって落ち着いた大人のイメージがあったのだが、転職した青年に対する思いもよらない好意に気づいてからは、人が変わったように心の内でのテンションが上がっている様が、ぶっちゃけ私の中での解釈違いであまりのめり込まなかった。仕事の場においても、結構単純なことで嫉妬や庇護欲が湧いて公私混同しちゃうんだな〜とちょっとだけ残念に思った。 ただ、飲料品企業が飲食店を巡って競争することは大変であり、その前線に立つ営業はコミュ力と肝臓力が大事なのだな〜とフィクションではあるだろうが、心中お察しした。 そして、一番驚いたのは後書きだった。「ブロマンスに関する短い考察と古典小説についての雑感」、正直著者がここまで古典作品とその歴史に精通している方であったことが意外に思った。そんな人が本の裏の内容紹介で「中年男が七転八倒する爆笑必死のラブコメディ!」と書かれるような作品を書くことを意外に思ったのだろう。
  • 2026年6月25日
    さよならジャバウォック
  • 2026年6月10日
    たった一人の読者を生きる
  • 2026年6月10日
    イン・ザ・メガチャーチ
    現にアイドルのオタクをしている自分にとってズブズブと刺される内容だった。オタクの習性について、そこまで冷静に分析しなくてもいいじゃないですか…と狼狽える気持ちになった。 オタ活でお金を積みたいと衝動的な気持ちになるたびに、この「イン・ザ・メガチャーチ」を読んで冷や水を浴びたい。 かつてアイドルのオーディション番組からそのままデビューグループにハマった経験があるからこそ、読みながらすごく恥ずかしさと納得感があった。 この本はフィクションではあるけれど、あまりにリアルに、かつ分析的に書かれているため、現代ルポを読んでいる気持ちになる。 タイトルにもあるように、表は「推し活」だが、その背景にコミュニティと信仰はあるように思う。特に特定の宗教がメジャーではないこの国においても、自分の視野を狭めて行動させてくれる信仰が必要であることは自然なことだと思う。 あと、大人にとっての「友達」の定義を以前からたまに考えていたが、今回も考えさせられる。ドッジボールや鬼ごっこなど身体的な体験を共有できる相手ではない。何かしらの共通性が必要であり、関係を築けると相手の弱みを労るケアの関係でも徐々にできるのではないだろうか。職場の人も「同じ組織、業務」という点で共通性はあるのだけど、自然に「友達」にはなり得ない。この違いなんだろうと思った時に、「感情(情動)」のやり取りが含まれているかどうか、がポイントになるように思った。まあ、その感情がマーケティングに良くも悪くも利用されているのだけど。楽しいだの、寂しいだの、感動するだの、ムカつくだの、面白いだの、きついだの…安心して感情を発して、安心して感情を受け止める。このやり取りが成立できる関係が「友達」なのかなと私は思った。この友達の関係を作りやすいのが、「コミュニティがある信仰」なのかもしれない。
  • 2026年5月2日
    さよならジャバウォック
    主人公がよく「なんだかよく分からない」状態になっており、読者側もなんか雲を掴んでいるようななんかよく分からない感じがずっとあったけど、最後に何か仕掛けがあるのだろうと辛抱で読んでいたが、確かに最後の仕掛けは自分の想像を超えていた。それまでにあった伏線がちゃんと回収されてスッキリした。時間があれば2週目を読みたかった。
  • 2026年4月26日
    世界の力関係がわかる本
    自分の平和観を揺さぶられる衝撃的な本だった。自分が歴史や戦争の知識が乏しかったことを痛感し、一概に武器を持つことや平和憲法を変えることが戦争の道であるとも思えなくなってしまい、現政権がアメリカに媚びへつらっていることも、考えようによっては国防であることを知り、右翼アレルギーだった自分の中で迷いが生まれた。戦争がない世界が平和だと思っていたけど、核兵器の生成が可能になってしまった世の中で世界はこれまで一度たりとも平和な時はなかったのかもしれない。仮に核兵器を根絶したとしても、「作る方法を分かっている」時点で相手の脅威となり、相手に武器を持たせる。ならば自衛としてこちらも武器を持つべきだ、となれば軍拡大のスパイラルになる。 でも、この本を読んだ上で改憲は反対だし、武器輸出も大反対である。 ただ、「憲法を守ろう」だけじゃこの世界の平和へのコミットは不十分であると思った。答えはないけど、何ができるのか考え続けないといけない。
  • 2026年4月17日
    歩くのがもっと楽しくなる 旅ノート・散歩ノートのつくりかた
    旅先のパンフレットや、スタンプ、お菓子の包み紙など残してもしょうがないなと思って捨てていたものを旅の記録として材料にするというアイデアがとても魅力的だった。 写真をその場でプリントアウトする機械も早速購入してみたので、これから自分の旅ノートを楽しく作っていきたい。
  • 2026年4月4日
    運動脳
    運動脳
    何事においても運動は良い影響を及ぼすから、とにかく習慣的にやや負荷のある有酸素運動をすることが大事なんだよ、ということを何度も何度も教えられる。 まことにおっしゃる通りである。 ・とにかく「週3、30分以上の運動」。ジョギングよりもランニングほどの心拍への負荷が大事。 ・安全な状態で「心拍数が上がり、徐々落ち着く」という経験を運動によって積み重ねる→自律神経が緊張している時に心拍数が上がっても落ち着いて対応することができる ・食欲、注意、報酬系など…ドーパミンが減っている状態だと、「欠乏」としてどんどんドーパミンを欲しがる→目の前の刺激への飛びつきや不注意に。 そして運動はドーパミンを増やすため、さまざまなコントロールに有効である
  • 2026年3月22日
    独自性のつくり方
    前半は考え方メインであり、確かにと納得する部分が多かった。 後半は実践法がメインであり、こちらはメリハリつけて読ませれもらった。 個人的には、考え方の部分を吸収したい。 一方で、言語優位で高次な考えができる能力を持った人が生み出したハックであるとも思った。誰にでも実践可能なようには感じなかったからこそ、自分に合った取捨選択が大切。 以下、印象に残ったポイント ・ネットの普及により、「ちょっと頑張れば手が届きそうなロールモデル」とだけ競争することが難しくなってしまった ・自己満足をお互いのシェアする共存の仕方 ・競争や比較の比喩→列(最後尾にいたら意味がない、列の並びなおし)→中村文則『列』読んでみたい ・ユニーク→自己満足領域とみんなに理解される領域の重なる部分。ここを接続できるよう、自己理解を言語化する習慣が大切 ・経験🟰環境✖️技能・関心✖️行動目標 ・早いうちに手をつけて放置する→中途半端な状態でもいいから早いうちた一度手をつけ、課題から離れる時間を設ける。バックグラウンドで咀嚼されてひらめきの可能性を高める
  • 2026年3月21日
    父の回数
    父の回数
    王谷晶の他の作品がとても面白かったため、短編集のこの本を読んでみた。 全体的に、登場人物の会話のテンポが好きで、本当に何か日常にありそうで、でもフューチャーされてない、わかりやすいラベリングというか、ジャンルで描けない人と関わる出来事それほど重たくもなく、でもしっかり書かれていたように思う。 私が1番好きだった作品は「リワインド」。また本のタイトルになっていた「父の回数」については、ちスッキリしない方面での衝撃的な展開だった。ただこれもまた、リアリティーを抱いた所以なのかなぁと思った。
  • 2026年2月15日
    ブレイクショットの軌跡
    逢坂冬馬は「同志少女よ、敵を撃て」が個人的にすごく刺さり、「歌われなかった海賊へ」も面白かったから期待して読んだが、また違ったジャンルである新鮮さと、一気読みしたくなるストーリーの面白さがあった。 戦闘や組織の駆け引きを描くのが得意かと思っていたが、経済やカルトも得意みたい。いずれにせよ、大きなお金を動かす組織のトップの思惑、そしてその思惑に気づく、あるいは気づかないプレイヤーたちを描くのが得意なのかも。本作を通して、投資や詐欺の手口を俯瞰して知ることができ、ある意味学びにもなった。 めっちゃページ数あるし、違う世界線の話が同時進行に進むので、一気に読むのが最適だったと思う。やはり逢坂冬馬のストーリー作りの壮大さはすごい。
  • 2026年2月7日
    世界99 下
    世界99 下
    「やばい」という意味ではなく、字面通り「えぐみ」が強すぎる上下巻。 村田沙耶香はどうしてこんな言葉にしてほしくないほどの人間の、そして社会の気持ち悪い部分をありありと書けるのだろう。 いっそ知らない方が楽ではあるだろうが、知らずに生きることも地獄。 ありえない世界設定なはずなのに、さも当然のように描写で、特徴を分かりやすく説明することが少ないので、読んでるこちらが混乱してくる。そんなこともあるかもしれないと思ってしまう、そんなわけないはずなのに。 そして本当にすごいなと思ったのは、ありえない世界設定なはずなのに、どストレートな現代社会の風刺に感じられたことだ。 日本の政治と民主主義が揺らいでいるこの時期に偶然読めたのは幸かもしれない、不幸かもしれない。 フィクションにのめり込みながらも、ずっと頭の片隅にノンフィクションなことを考えて、すごく頭を使う読書体験だった。
  • 2026年1月15日
    これは、アレだな
  • 2026年1月12日
    本は人生を生き抜く最強の武器である
    本は人生を生き抜く最強の武器である
    quote P.116 幸運は足し算ではなく、かけ算である 努力 × 幸運 = 結果 努力の部分の数字を大きくする P.159 途中で眠たくなるのは当然だ。 私たちの脳は、本を読むのを嫌がる。普段していなかった行動だから、脳の立場からすると新しい工場を稼働させなければならない。 脳だって働きたくないのは私たちと変わらない。そこでこれ以上読めないように眠気に誘うのだ。 P.167 脳をだます読書法 朝起きていの一番に本を取って五感を使う。 視覚・聴覚 → 声に出して読む P.177 負けてもいいが、逃げてはならない 失敗やできないことはあってもいいが、逃げずに戻る P.191 読書後は思考を整理し、自分のもの にする時間が必要である。内面を豊かに するためだ。このような過程が繰り返される ことで巨人が生まれる。 読書は欲をかかないことが何よりも大切 である。自分の緩やかな成長を噛み締めて、 満足しよう。 P.228 本に出会ったら、本を殺めよ→本を凌駕せよ 自分の思考を支配されるのではなく、本の中の偉大な哲学を、自分の新たな思考の 誕生を助ける材料として使わねばならない。 Best quote 読書は欲をかかないことが何よりも大切である。 感想 著者は読書の目的をインプットに位置づけておらず、むしろ最後は自分に立ち返ることまでを1セットとして捉えているからこそ、読書の量、スピード数を重視せずに済んでいるように思った。そうでなければ、読書の記録をするのは時間がかかるが、その作業に意味があるんだと価値づけしてくれ、時間がかかることや多く本が読めていないことへの後ろめたさが和らぐと思った。
  • 2026年1月11日
    北欧こじらせ日記 移住決定編
    絵柄が可愛くずっとほっこりするし、自然とChikaさんの夢を応援したくなった。 絵柄のゆるさで気づきにくくなっているが、chika さんの多大な努力なしには結果を掴まなかっただろう。 まさに努力×幸運🟰結果、の方程式だった。 個人的には、努力のスタンスが学びになった。 それは短期間での成果を重視しないこと。 夢への準備に向けてしっかり時間をかけている。そして、ひたすらコツコツ続ける。 当たり前ことかもしれないが、努力の成果が見えなくてモチベ下がることがいかに野暮かを、ほんわかした絵とストーリーで教えてくれる。だから自然と心に入ってくる。 また、たくさんの人に自分のやりたいことを話していたと同時に、つらいことや困っていることも話していた。そしてもらった助言を素直に実行して学びに繋げていた。 chikaさんの姿勢がステキすぎて、周りも応援することが楽しかったんじゃないかなと想像した。 とても読みやすく、でもメッセージが至る所に散りばめられていて、自然とモチベを上げてくれる本だった。何度も読み返したい。 素敵だった引用↓ 流れ星を見てすぐに願いを言えるのは、願う準備ができている人だけです
  • 2025年12月25日
    ハプスブルク家12の物語
    ウィーン旅行を機にハプスブルク家の歴史に興味を持って読んだ。 著者の言い回しのおかげで、時代も場所も遠いハプスブルク家の人たちに対して人間味を感じ、想像を掻き立てられながら楽しく読むことができた。 ハプスブルク家の作品はNetflixの「エリザベート」しか観たことなかったけど、あの作品だけでは視点が偏ってしまうことを実感した。 現代の日本に住んでいる私の物差しで理解するのではなく、当時、地理、歴史的背景など相手の物差しを知った上での理解が大切であることを学んだ。 ハプスブルク家の歴史をざっと知るのに適した書籍だど思ったのだ、また読み返したい。
  • 2025年10月15日
    盤上の向日葵(上)
    上下巻を買っていたものの、長く読んでおらず、でも東京の家に持ってきてたので、「積読を減らそう」とやる気のある内に読んだ。結果としては、率直に「将棋の知識が全くないため、あまり世界線のインパクトを感じることができなかった」というもったいない経験に終わった。最近色々なことに感じるが、「知識があったら面白いだろう」という教養の必要性と、自分の教養のなさを痛感する。いかんせん、盤の動きの描写を全部読み流しているため、「ふ〜ん、今局面にいるのね」くらいしか読み取れない。たとえ命をかけた真剣勝負の場面であっても、「どうやら命を削った対局をしているようだと頭では理解できるけど」くらいの感じで、その状態ではもちろん没入は難しい。柚月裕子なので、殺人的なサスペンスミステリー要素もあったものの、そこがメインではなく、棋師の人生を賭ける様がメインなように感じたので、期待が高かった分「こんな感じか」と呆気なく読書が終わった感じだった。なので、読み始めてから読み終えるまでに、かなり期間がかかった。
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