
藤間あわい
@awai_moji
2026年6月10日

明け方の若者たち (幻冬舎文庫)
カツセマサヒコ
読み終わった
「五年前、この道を歩きながら自分たちを「勝ち組」だと思っていた僕は、今ではすっかり負けに慣れてしまった気もする。でもそれは、もしかしたらこれまでの人生が、敗北するほど挑戦していなかっただけなのかもしれない。」
どうしようもなく、どうしようもできない恋の話だった。主人公のどこまでも不純なのに純粋に思える愛と、彼女のどこまでも不誠実なのにどこか誠実さが滲む愛が不思議と魅力を放っていた。致死量の人間臭さを閉じ込めた物語だった。
