明け方の若者たち (幻冬舎文庫)

27件の記録
パン·オ·ショコラ@mw11222026年1月8日読み終わった借りてきたこの物語は私たちだ。読んでいて、追体験、いや、私たちがここで生きている。そう強く思わされた。 人生のマジックアワーを描いた、20代の青春譚とあるが、同時に黒ひげ危機一髪なるゲームを連想した。どきどきはらはらは言い過ぎかもだけど、必ず最後は黒ひげが飛ぶ。それを引くのは自分か否か。多少は極論だけども。 それにしても、時々顔を出すバンドやらが良い味だしてる。なかでも、ザ·ピロウズの『ハイブリッド レインボウ』はあつい…!文庫版の装丁も良いな。 『僕らは勝手に他人の人生に自分を重ねて、「もしも、ほかの生き方をしていたら」と希望を抱いては、勝手に失望していく生き物なのかもしれない。』









- ま@fm_rin_2026年1月3日買った読み終わったあまりにもリアルで怖いしキモい!所詮はみんな似たような恋愛をしていて、結局自分が大好きなんだと思う。個人的に生活領域が重なっていることもあり、嫌な気分になっている。 あとあの曲で起きることは絶対にできないと思う。好きだけど。
もん@_mom_n2025年6月20日読み終わった心に残る一節@ 自宅刊行当初から話題になって映画化もされて、天邪鬼な自分がずっと避けてきた作品。カツセさんのSNSもラジオも好きなのにデビュー作を読んでいないのはまずいだろうと思い、今更ながら読んだ。 今の自分は周りの年上の人たちから「一番楽しい時期じゃん」と言われるような年齢だけれど、羨ましがられるような楽しいことなんて何もない。この作品を読んだら健気で孤独な主人公がいて、眩しくて虚しくて愛おしくてたまらなくなった。 p.150 もう覚悟を決めてしまった彼女の一番やわらかい部分を揺さぶって、その「覚悟」がどのくらいの強度でできているのか、念のため確かめてみるのだろう。 p.161 沈黙は金、とわかっていながら、参加賞すら取れないほどに愚かな行動を取ってしまうことが、稀にある。でももう一度会えれば、もしかしたら全ては解決するのかもしれない。解決しなくても、絶望的に彼女が足りていない僕の心と体は、少しは潤いを取り戻せる。そうおもっての行動だった。 p.173 シャワーヘッドを握る。浴槽に叩きつける。「あ」が溢れる。壊れて、割れてほしいのに、何も変化がない。壊れろ。割れろ。「あ」が溢れる。シャワーの音が、聞こえなくなる。口の中に血の味が広がる。「あ」が溢れる。「あ」が溢れていく。頬に涙が水か血が流れている。




















