明け方の若者たち (幻冬舎文庫)

52件の記録
てるふぉん@ANKAKEYAKISOBA2026年8月17日読み終わった感想どんななんて言われるような生き方や大恋愛して大失恋して人生底を見るように過ごして忘れたいような日々でも、振り返れば悪くないような日々だったと思える物語でした。 モラトリアムな期間ってその間はほんとうに「自分とは」の自問になるから、 答えは中々見つかんないし、楽しようと誰かの真似しようとするし、はたまた棒に振るような破天荒な選択をしたくなるんだけど、 そーんなことがあっても時間が何とかしてくれるって言うのは本当なんだよね。 主人公が大恋愛を終えて人生どん底もうダメ…なときも、悪友のような親友は一緒にいてくれて、温かいよ。ほんとうに表紙のような暗いし歩きづらい海の中に、朗らかな光が差し込む最後の前を向いている姿勢が良かったな。 20代前半の、大人になりきれていない子供のような期間に、色んなことを経験してもっかい大人になっていくんだと思う。



星人@churip_0462026年7月10日読み終わった勝手に「花束みたいな恋をした」と同じように、同じ方向を向いていた恋人同士が時間とともに別の方向を向いていくお話だと思っていました。 途中の尚人の一言から見ていたことが変わり、僕の悲しさと彼女の狡さを一気に感じました。 劇場歌であるマカロニえんぴつの「ハッピーエンドへの期待は」を聴くと、さらに作品への没入感が強まりました。 映画も見てみたいと思いました。
藤間あわい@awai_moji2026年6月10日読み終わった「五年前、この道を歩きながら自分たちを「勝ち組」だと思っていた僕は、今ではすっかり負けに慣れてしまった気もする。でもそれは、もしかしたらこれまでの人生が、敗北するほど挑戦していなかっただけなのかもしれない。」 どうしようもなく、どうしようもできない恋の話だった。主人公のどこまでも不純なのに純粋に思える愛と、彼女のどこまでも不誠実なのにどこか誠実さが滲む愛が不思議と魅力を放っていた。致死量の人間臭さを閉じ込めた物語だった。

太郎@t_____to2026年6月2日読み終わったまるで自分の事を本にされたのかと思うくらい重なる部分が多く、色々な感情が湧いてきた。好きだった人には好きな人が居て、「さようなら」も言えずに何も納得できないまま別れて、けど少しの希望も抱いてみたり。。。 前を向こうとも思ったし、懐かしくなったし、悲しくなった。 元カノの聖地巡礼はしないようにします
いまお@imao2026年5月28日かつて読んだ映画がとても良くて、原作も読みたくなり購入。よく知っている街の話。それだけで心がキュッとなる。1ページ目の文章があまりにもくすぐったくて読み進められるか不安だったが、その後はすんなり読めた。登場人物たちの会話も年齢相応でテンポが良い。下北沢、明大前、高円寺。ゆかりのある人たちに、是非読んでほしい。
パン·オ·ショコラ@mw11222026年1月8日読み終わった借りてきたこの物語は私たちだ。読んでいて、追体験、いや、私たちがここで生きている。そう強く思わされた。 人生のマジックアワーを描いた、20代の青春譚とあるが、同時に黒ひげ危機一髪なるゲームを連想した。どきどきはらはらは言い過ぎかもだけど、必ず最後は黒ひげが飛ぶ。それを引くのは自分か否か。多少は極論だけども。 それにしても、時々顔を出すバンドやらが良い味だしてる。なかでも、ザ·ピロウズの『ハイブリッド レインボウ』はあつい…!文庫版の装丁も良いな。 『僕らは勝手に他人の人生に自分を重ねて、「もしも、ほかの生き方をしていたら」と希望を抱いては、勝手に失望していく生き物なのかもしれない。』









- ま@fm_rin_2026年1月3日買った読み終わったあまりにもリアルで怖いしキモい!所詮はみんな似たような恋愛をしていて、結局自分が大好きなんだと思う。個人的に生活領域が重なっていることもあり、嫌な気分になっている。 あとあの曲で起きることは絶対にできないと思う。好きだけど。
もん@_mom_n2025年6月20日読み終わった心に残る一節@ 自宅刊行当初から話題になって映画化もされて、天邪鬼な自分がずっと避けてきた作品。カツセさんのSNSもラジオも好きなのにデビュー作を読んでいないのはまずいだろうと思い、今更ながら読んだ。 今の自分は周りの年上の人たちから「一番楽しい時期じゃん」と言われるような年齢だけれど、羨ましがられるような楽しいことなんて何もない。この作品を読んだら健気で孤独な主人公がいて、眩しくて虚しくて愛おしくてたまらなくなった。 p.150 もう覚悟を決めてしまった彼女の一番やわらかい部分を揺さぶって、その「覚悟」がどのくらいの強度でできているのか、念のため確かめてみるのだろう。 p.161 沈黙は金、とわかっていながら、参加賞すら取れないほどに愚かな行動を取ってしまうことが、稀にある。でももう一度会えれば、もしかしたら全ては解決するのかもしれない。解決しなくても、絶望的に彼女が足りていない僕の心と体は、少しは潤いを取り戻せる。そうおもっての行動だった。 p.173 シャワーヘッドを握る。浴槽に叩きつける。「あ」が溢れる。壊れて、割れてほしいのに、何も変化がない。壊れろ。割れろ。「あ」が溢れる。シャワーの音が、聞こえなくなる。口の中に血の味が広がる。「あ」が溢れる。「あ」が溢れていく。頬に涙が水か血が流れている。
































