
ぱるすぴこ
@k0711062
2026年6月10日
YABUNONAKA-ヤブノナカー
金原ひとみ
読み終わった
文芸部元編集長の木戸には、もう熱意も信念もなかった。環境も時代も常識もルールも10年前とは目まぐるしく変わり、かつては許されていたみんなしていたことが今はタブー。そんなことは分かっていたし立場上気をつけていた。
そんな中、かつて木戸と交際していた女性が告発文を投稿。当時の関係性から、搾取されて人生が転落したと暴露。部下である編集者、木戸の息子、女流作家、その恋人等、それぞれのモラルや正義、守りたい日常が激しく交錯する。
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500ページ越えに加え、これでもか!と綴られた文字の羅列に脱帽、、熱量も筆圧も凄まじかった。
それほどに伝えたいメッセージも胸焼けするくらいに濃厚、、最後までずっと殴られ続けているように読んだ。
共感できるキャラはいなかったが、異なる思想をもつキャラ達を各視点で丁寧に描ききる設定力とリアリティに圧倒。時代を象徴するストーリーに自身の人生について考えさせられずにはいられない。
