Michika "神の光" 2026年6月10日

Michika
Michika
@0610shun
2026年6月10日
神の光
神の光
北山猛邦
一夜にして建物が忽然と姿を消す。 それが共通点となるミステリーの短編集。 時代や国のバリエーションがあって楽しく読めた。 トリックは物理的な説明を経て解決するけれど、 どれも情感的な余韻が残った。 戦争など歴史上の出来事は その記録が残されていないものも多く 体験者の見聞を通して知るしかないこともあると 別の本で読んだことがあって… 記録には残らなくとも後世に語り継ぎたい 隠された事実というものが きっといつの時代にも存在していたのだと思う。 個人的には 幻想的で巧妙なトリックよりも、 人々の思惑を抱えたまま 闇に葬られそうになった その建物が存在していた意味と、 消されてしまった理由について 思いを馳せる内容だった。
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