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2026年6月10日
戸籍の日本史
遠藤正敬
読み終わった
全体的にとてもおもしろかった、読んでよかった。
満州戸籍、朝鮮戸籍あたりの話が難しかった。体調が悪かったしあまり触れてこなかった知識だからだと思う。
「戸籍がなくても生きていける」という章があるが、生存はできるかもしれないけど、尊厳が守られるかと言われるとそれは違うと思った。
戸籍は日本人であることの証明で、排外主義を前提とした代物である。その線引きがどのようになされてきたか、誰が排除されてきたのか、戸籍の歴史を追うと、差別の歴史を知ることになった。
「純ジャパ」という言葉があるが、なにをもって?という気持ちが増した。少なくとも日本を単一民族国家とするのは、虚構、人の移動を参照してなさすぎる。
GHQが日本の民主化を図ったとき、戸籍が大きな砦になっていたが、日本政府が姑息な詭弁でごまかし逃げ切ったところが、全く変わっていないなと思った、今起きていることと…
何も進んでないな、この国…みたいな気持ちになった。進んでない事はないが、根本的に天皇とその臣民を管理するという戸籍に対する執念が強すぎて、絶やさずつながれていて、あきれた…天皇制、廃止しよ…
自分の中で、家父長制、天皇、戸籍、性差別がつながった本だった。読んでよかった。
敗戦後の植民地戸籍の停止がちょっと難しくて、わからなかった。戸籍が家にこだわるせいで取りこぼされたひとたち在日朝鮮のかたが、現代の日本でどういう扱いになっているのか、もっと知りたかったけど、もしかしたらそのテーマひとつで本が書けるかもしれないから、ほかの本を探してみようと思う。


