
きよ
@kiyomune
2026年6月10日
天文学者は星を観ない
オ・ヨンア,
シム・チェギョン
読み終わった
天文学に憧れた高校時代、地学を選択し、全く理解できなかったという過去をもつ。履修しはじめの頃は、あの綺麗な夜空の秘密を解き明かす学問なのだとワクワクしていた筈だった。だが、授業を受けてみれば、およそ理解できない途方もない数字の計算ばかり。体感的に理解しようとすればするほどしんどかったのを覚えている。
この本を読んで得たのは、天文学を修められる人は、壮大な宇宙を、無理やり理解しようとせず、途方もないものの前に試行錯誤しながら立ち続けることができる者だけなのだろうと、いう思いである。
少なからず、わからなさに怯え、わかりやすいものに飛びつこうとする人は、まず天文学には向かないのではないかしらと、ふと考えた本だった。