
結
@yi_books
2026年6月10日
君の不在の夜を歩く
窪美澄
読み終わった
いつからそう思い始めたのかは覚えていないけれど、少なくとも中学生の頃からなんとなく、私は30過ぎで死ぬんだ〜と思っている。30を目の前にした今も、どこかでそう思っている節がある。
それは別に、自死するつもりがあるとかそういう話ではなくて、ただきっと、普通の人より希死念慮みたいなものがずっと強いのだと思う。
だから、菜乃子の気持ちはわかるような気もしたし、わからないような気もした。本当に自死するしかなかったのかな。わからない。それでも、生きていて何になるんだろうと思ってしまう気持ちは、この生はいつまで続くんだろうと考えてしまう気持ちは、とてもよくわかる。
最愛の人を自死で亡くした達也が、晩年に若者たちに向かって「死にたいと思うことは特別な気持ちではない」と、「死にたい気持ちと闘わなくていい」と、語るラストがとても良かった。
別に、何も特別なんかじゃないんだ。今読めて、良かった。





