
3分半
@Tanuki-2
2026年6月11日
光のとこにいてね
一穂ミチ
読み終わった
3年前に一度読み、その時はあまり刺さらなかったが、今回読み返してみて驚くほど感動した。読書ってタイミングだなー。
ずっとどこか受け身だった結珠が最後に果遠を追いかけていくシーンが良かった。高校時代に結ばれていたらそれぞれの環境からの逃避としての恋のようでここまで感動はしなかったと思う。良き理解者かつ自分を尊重してくれる夫や可愛い娘がいて、それなりに幸せな日常を生きているからこそ、二人が支配から自由になった一人の人間として互いを必要とすることに純粋な愛を感じた。
本筋とはあまり関係ないが、虐待のニュースなどが流れる度に被害者である子供の名前が驚くほど凝ったものであることに気づく。この小説の主人公二人も凝った名前をしているが、どちらの母親も毒親と言っても過言ではない。凝った名前と実際の子供への無関心の矛盾にゾッとした。

