本の王子さま "母性" 2026年6月11日

母性
母性
湊かなえ
告白が面白かったので2冊目の湊かなえさん作品を借りてきた 映画化したと聞いたことがあるこちらから こういうタイプの話で最後に丸く収まってるの超珍しくて驚いた 手記書いてる母親(ルミ子)がちょっと逸脱した母親依存症ではあるものの、こうした家族内の鬱々とした歪みって確かにどこかしらにあるもので、だからといって必ずしも皆が皆分かりやすい破滅になることでもないのか…と納得もしたかな 家族の歪みは子供にとっては不幸でも、子供が成長していってもなおずっと不幸であるとは限らないというか 子供って母親に対しては特に健気でいじらしいとこあるけど、いつまでもそうではないし、そうである必要ないから 自分の家族に納得行かないところや憎いところがあっても、みんな大きく改善や改心したりもせずお互い折り合いつけて生きていくんだってところがそうだよなぁって感じて良かったです でも私は人間関係リセット型の人間なので、田所に住む辺りからムカムカが抑えられなくて本の半分くらいずっと腹立ててた でも終盤丸く収まったのにちょっとホッとしてた自分もいた この割り切れない感情、多分湊かなえさんの掌の上なんだろうな
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